以降 :昭和35年~現在とは? わかりやすく解説

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以降 :昭和35年(1960)~現在

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 01:55 UTC 版)

便利堂」の記事における「以降昭和35年1960)~現在」の解説

昭和35年1960年)に竹四郎病没すると、竹四郎長男中村桃太郎事業引継いだ美術印刷老舗として、また古美術継承携わることに事業特化する特徴は変わることなく便利堂舵を取る特筆すべきは『国宝事典』の刊行である。法隆寺金堂壁画焼失契機施行された「文化財保護法」の施行10周年記念して昭和36年1961)に刊行されたものである刊行当時国宝指定されている文化財が全件掲載されており、編集文化財保護委員会(現文化庁)が担当するといった、信頼ある解説かつ利便性兼ね備えた類書は現在も存在してない。無論国宝指定文化財毎年増えていくので、平成31年2019)には最新増補版・第四版が刊行されている。次には、明治38年から続くコロタイプ部門であるが、この時代カラー印刷普及加速しており、モノクロ印刷であるコロタイプ衰退していた。国内のみならず世界中で同業者軒並みコロタイプ部門閉鎖していったのが、便利堂独自の技術開発経てコロタイプ多色刷りカラー化成功、その第一号として、昭和41年(1966)に大英博物館女史箴図巻」の複製品制作完成させた。これによりカラーコロタイプによる完全複製本格化した。また、昭和47年1972)には「高松塚古墳発掘に伴い発掘直後古墳内壁画を大きな困難を克服して撮影することに成功した。これまた、発掘直後色彩正確に記録した写真原版として非常に貴重なものであり、及びスタジオで撮影でない様々な環境下で最適な撮影を行う技術力は、確実に後世引継必要があるだろう。このように明治・大正・昭和平成そして令和連綿と続いている便利堂であるが、現在の主要事業のひとつがコロタイプ継承である。便利堂コロタイプ工房今や世界で唯一精細なコロタイプ印刷物を制作することができる工房となったコロタイプ伝統護り、そして日々進歩するデジタル技術積極的に採用するなど、次世代受け継いでいくため新たな技術生み出すことにも取組んでいる。

※この「以降 :昭和35年(1960)~現在」の解説は、「便利堂」の解説の一部です。
「以降 :昭和35年(1960)~現在」を含む「便利堂」の記事については、「便利堂」の概要を参照ください。

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