万象園
萬象園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 13:46 UTC 版)
萬象園(ばんしょうえん)は広島城下・水主町新開(かこまちしんがい / 現広島市中区羽衣町)に所在していた庭園である。1657年(明暦3年)、広島藩家老の三原浅野家が藩主浅野光晟から下賜された地に下屋敷を築き、その敷地内に造営した回遊式庭園で縮景園に次ぐ名園と称された。命名は文人・頼山陽による。維新を経て戦後しばらくまで三原浅野家に所有され、1960年(昭和35年)以降は日本電信電話公社により福利厚生施設として使用されていたが、2002年(平成14年)閉園された。跡地には現在高齢者複合施設「広島萬象園」が建設されており、庭園内にあった屋形灯篭と殿様の腰掛石と伝承されてきた礎石のみがNTT広島(中区基町)の玄関西側に移設保存されている。 礎石
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