他の対立の止揚
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以下のような、過去にもめごとを起こした団体は、いずれも今日ではドン・キホーテという同一企業をスポンサーを持ち、いずれも当連盟に集っている。 修斗対パンクラス - 2002年5月11日のパンクラス興行に修斗選手が参戦することを巡り、諍いが起こった。修斗では「パンクラスの大会に出場した選手は修斗ライセンス剥奪(交付していない場合は今後の交付不許可)」という決定をした。しかしいつの間にかその決定は無きものになっている。ワールドパンクラスクリエイトが崩壊し現会社に移行する前後に、修斗選手がパンクラスに普通に出場するようになり、2009年11月23日の修斗にパンクラス選手が大挙して出場。 修斗対SRC - 2008年末、SRCが企画した「戦極育成選手トライアウト」で、合格した育成選手への報償として「アマチュア修斗への出場をコーディネート」と発表したが、これは修斗側の了承を経ないものであった。両者が協議し、2009年2月ごろ和解し共同でビジネスを企画することとした。 また、本連盟設立後の大きなイベントは、2009年12月31日の格闘技興行であったが(Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜は予定通り開催)、SRCとFEGが同日開催を取りやめてDynamite!!に一本化するまでのいきさつから青木 腕折り事件、その後の抗議文提出まで、むしろ傘下団体間の軋轢が高まった感がある。しかし連盟そのものには打撃を与えていない。 一方、以下のような出来事は、当連盟に各団体が集結していなければ起こりえなかった。 当連盟加盟団体の日本パンクラチオン協会所属の山田崇太郎は、2010年のパンクラチオン世界選手権で優勝し金メダルを獲得した。世界に誇る日本のトップ選手である。山田は日本格闘競技連盟傘下のSRC育成選手であり、SRCのほか、パンクラス・修斗などの団体に参戦経験がある(いずれも当連盟の加盟団体である。また、山田は、当連盟非加盟のDEEPにも参戦しDEEP Xリアルキングトーナメント ウェルター級王者)。山田は、上記の実績を引っ提げて、オリンピックの下部大会である第1回スポーツアコード・コンバット・ゲームズ(2010年8月~9月、中国・北京。スポーツアコード(のちのGAISF)主催。ワールドゲームズの格闘技版)に日本代表として参戦した。 五輪で二回連続(アテネと北京)の金メダリスト伊調馨が、2010年8月23日、SRCジムにてキッズレスリングの一日限定の特別コーチとして登場した。これはもちろんSRCが当連盟を経由して日本レスリング協会の傘下にあるからできたことである。 また柔道銀メダリストからSRCに参戦した泉浩は、レスリングに本格的に転向し、SRC参戦を続けながらオリンピックなども目指すこととなった。草創期はともかく、レスリングでは世界の強国となった日本で、柔道の強豪選手が一からレスリングに挑むということが起こるのは異例である。
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