他のメディアでの京
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 08:03 UTC 版)
ドラマCD 『'97 宿命編』Aパートでは紅丸への八つ当たり的な発言を諌めようとしたちづるに対し、「嫌なことをした自覚も紅丸への罪悪感もあるが、こういうがむしゃらなやり方しか知らない」と複雑な心境を打ち明けたり、『'98』Aパートでは庵に敗北した上に死への恐怖心を指摘されたことで精神的に不安定となり、炎が庵と同じ蒼い色に変化してしまうなど、精神的に繊細な部分が描写されている。 また、『'97』では『激闘編』Bパートで真吾に重傷を負わせた山崎竜二の挑発に対して激怒し、『宿命編』Aパートで紅丸の命懸けの行動を見下すようなオロチの言動への怒りによって神拳(三神技)の制御に成功するなど、捻くれてはいるが仲間たちに対して深い信頼と情を寄せていることも描かれている。 小説版 『'95』の小説版では、父や父方の祖父(京曰く「じっちゃん」)に言及される一方で母親については描写がなく、実家は無人となっている。 草薙家と八神家の因縁については全く知らず、庵との出会いをきっかけに、幼き日に偶然発見していた実家の隠し部屋を再度訪れ、そこに納められていた巻物から両家の関係を知る。 嬉野秋彦を著者とする『'96』以降の作品では草薙一族の宿命に対する反発心やわがままな一面が強調されており、あまり主人公(ヒーロー)らしくはなかった。 特にコメディ編である『'98』の『最大多数の最大幸福』や『2000』の『STRIKERS STRIKE BACK』では、紅丸との言い争いの末に彼の新車に炎をぶつけ炎上させて報復するなど、傍若無人な振る舞いを見せている。 一方で、『'97』の下巻では大門に重傷を負わせた山崎や真吾に重傷を負わせた庵に対して激怒するなど、ドラマCDと同様に普段は表に出さない仲間たちへの情の深さが描写されている。 漫画版 夏元雅人の漫画版『KOF京』では、ビリー・カーンとの戦いの最中に突然炎が出せなくなってしまい、不調をきたしていたところをオロチに突け込まれ、庵と同じ蒼い炎を使うようになり、性格も暴力的になってしまったが、後に柴舟に諌められ正常化する。 中平正彦の漫画『さくらがんばる! 特別編』ではゲスト主演として登場し、春日野さくらとの闘いが描かれている。また、神月かりんとは家同士で付き合いのある設定である。 後の『CAPCOM VS. SNK』シリーズにて、京はさくらの実力を「同年代でまともに戦えるヤツがいなかったから楽しかった」と評価している。 その他 『真説サムライスピリッツ 武士道烈伝』のネオジオCD版おまけシナリオでは、「2000年前に『八又なるもの』を封じたとされる草薙一族の末裔」として登場する。 京の南町に存在する「草薙神社」におり、本人は自らについて「ジュウショクみたいなモン」と語っている。柴舟によく似た、両袖と背中に金の「日輪の紋」が入った暗緑色の和服と黒い石を連ねた首飾りを身に着けており、額には金の「日輪の紋」が入った白い鉢巻を巻いている。 2010年にアメリカで製作された実写映画版『ザ・キング・オブ・ファイターズ』では、ショーン・ファリスが演じている。 「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」を守護する草薙一族の末裔であり、バイクの修理工として働く日系ハーフの青年という設定になっている。多少捻くれてはいるものの、唯一の肉親であり廃人状態となってしまった父・柴舟を頻繁に見舞うなど心優しい青年だが、ハーフであることとその心優しさから「草薙剣」の守護者としては未熟であり、父の死後は苦悩しながらも草薙一族の宿命や八神庵との因縁に向き合う姿が描かれる。また、映画版の「KOF」の主な舞台として描かれる異空間の中でのみ、ゲーム版に近い学生服姿を見せている。
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