今井亮一とは? わかりやすく解説

今井亮一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/16 20:17 UTC 版)

今井 亮一(いまい りょういち、1954年6月20日 - )は、日本交通ジャーナリスト著述家

経歴

石川県出身。金沢大学附属小学校金沢大学附属中学校石川県立金沢泉丘高等学校卒業。日本大学文理学部心理学科中退。日本放送作家組合(現在の日本脚本家連盟)の「劇画マンガ原作教室」第一期生(卒業)。運送屋でトラック運転のアルバイト等をしながら漫画原作者を目指していた。

  • 1980年代半ば - 道路交通民主化の会の弁護士である高山俊吉との出会いなどにより、交通警察取り締まりの疑問点を追求する記事を書き始める。
  • 1985年8月 - 『ザ・バイク』(毎日新聞社、現在は廃刊)9月号で、活字ライターとしてデビューする。
  • 1990年12月 - 代表作『交通取締りに「NO」と言える本』(恒友出版)を出版。軽微で本来取り締まりの対象に値しないような交通違反では不起訴の率はほぼ100%だと叫び、交通取り締まりは警察の利権になっている事を明らかにする。
  • 1994年10月 - 交通取り締まりについて考える市民運動団体「Traffic Issues Now」(略称TIN)を起こし、ミニコミ紙『月刊交通違反』を発行する(現在は活動停止)。また、ニフティサーブ自動車バイク法律フォーラムなどで不当で横暴な取り締まりの相談を積極的に受ける。
  • 1999年2月20日 - TINがホームページ「月刊交通違反on the web」を起こし、本格的にネット活動を開始する。交通取り締まりを扱ったウェブサイトとしては、2ちゃんねる管理人西村博之の「実録!交通違反をもみ消して罰金を払わない方法」(現在は閉鎖)[1]、元ヴァージン生活25年本邦初清純派男性タレント金田亜充彦の「インタ亜充彦」[2] に次ぐ三番目のスタートになったが、現在ではその質・量とも前作を凌駕し不当な交通違反に悩むネットサーファーのポータルサイトとなっている。
  • 2000年6月26日 - 当時は新鋭だった漫画家ウヒョ助と組んだ交通違反裁判漫画『交通被告人前へ!!』がビッグコミックスピリッツ小学館)で連載され始め、念願の漫画原作者の夢を果たす。
  • 2001年7月27日 - メディアワークスが主催し、事実上、自身が運営・管理する掲示板での論争から、名誉毀損による損害の賠償を訴えられる。[3]
  • 2001年8月14日 - 自力ホームページ「今井亮一の交通違反相談センター」を開設する。
  • 2002年4月22日 - テレビ朝日系「ビートたけしTVタックル」に、暴露本を出し話題になった元警察官黒木昭雄とともに出演する。
  • 2006年2月5日 - ブログを開設。自力ホームページにあった「焼糞日記」を、徐々に移して行く。
  • 2008年5月11日 - 交通違反などで命じられた罰金刑を支払わずに刑務所や拘置所で働く「労役場留置」の件数が急増したと毎日新聞が報道。今井は「私が受けた相談が、(取り締まりに納得がいかないといったものから、単に)罰金を払わなくてすむ方法はないかといったものに変化してきた。払わない理由も成り行きに流されたいいかげんな例が多い。社会全般のモラル低下が顕著に表れている」とコメントしている。

著書

漫画原作

雑誌連載

  • 『今井亮一の交通裁判ウォッチング』(月刊ラジオライフ三才ブックス) - 交通違反に関わる裁判の傍聴記事。2006年2月号から開始。
  • 『今井亮一の交通取り締まり研究所』(月刊ラジオライフ、三才ブックス) - 裁判所の判決や資料の読み込みなどを通して取り締まりの分析や対策をしようという記事。2014年から開始。

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