人類・探検家関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 16:55 UTC 版)
探検家 マグメルでの探検を生業とする者たち。探検に成功して莫大な富を得る者がいる一方で遭難死する者も後を絶たない。許可がなくとも探検は可能だが、連合国に認可された探検家になると様々なバックアップが受けられる。成果の一部を提供する必要はあるものの、認可された探検家こそが本当の探検家とされ、連合国の発行する探検家バッジがその証となっている。探検家バッジは右上に欠けのある五芒星の形で、バイタルサインの記録や発信、録音などの機能を備える。 探検家のうちもっぱら冒険的な活動を行う者を冒険者と呼ぶこともある。 拾人者(アングラー) マグメルで捜索救助を行う者たちの通称。救助対象は探検家やその関係者であることが多い。過酷な環境での救助は困難を極め、公営企業や政府組織の成功率は0.2%以下といわれている。マグメルで活動を行う企業が自社員救助のために組織しているレスキュー部隊とは性質が異なる。 危険生物ランク 探検家たちが分類したマグメルの生物の危険度の目安。探検家の部隊で対抗可能な低級危険(ヴィレス)、武装隊で対抗可能な中級危険(タウンツ)、人類には対抗不可能な超級危険(クエスタ)の3ランクに分類。ランク内でさらに丙種、乙種、甲種に分かれる。同種の生物でも首領個体と一般個体などでランクが異なる場合がある。あくまで目安であるためその時々の状況によって危険度は上下する。特に構造力の有無はランクを根底から覆すことがある。 強身薬 マグメルで発見された強身効果のある物質の総称。腕のたつ探検家には発見した強身薬を自ら摂取した者もいる。外縁部で採取可能な強身薬のうちで最も効果の高いエポナの涙の場合では、身体の損傷や疾患の治癒、常人の身体能力を数ヶ月間10倍にするなどの作用が表れる。非常に希少かつ高価で、エポナの涙では市場価値は7億エクスにまでなる。 マグメルに愛された者 マグメルで人間離れした身体能力を手に入れた人間のこと。基本的には強身薬で身体強化した者を指すが、無意識的あるいは意識的に構造力で身体強化している者を指すこともある。構造者の資質と関連して言及されることがあり、その場合は後者の使い方であると思われる。 ダーナの繭の探険隊メンバーなどがこれに当たる。 謎の黒い鍵(仮称) ヨウが幼い頃に拾因が持っていた黒い鍵。 原皇ティトールが拾因の死体のすぐ側から発見し、トトを端末として接触した際にヨウへ渡した鍵は、この鍵と酷似しているが同一のものかは不明。これとそっくりな鍵は以前からトト・ビックトーも父の形見として持っていた。ティトールはこの2本でオーフィス・ビックトーがマグメルに設置した宝箱を開封できることを確認し、中身の小切手を取り出した。 第10.5話において、マグメル深部の少年と同じ服装をし「ゼロ」からご主人と呼ばれる少年が、古い友人から昔託されて「ゼロ」にプレゼントした鍵も同じ見た目をしている。とある秘密の手がかりだが詳細を聞く前にその友人は行方知れずとなったという。 念動結晶というマグメル産の特殊な素材でできており、偽造は不可能というこれらの鍵が3本存在する理由の詳細は不明。ヨウの持つ鍵とマグメル深部の少年の持っている鍵については、どちらかが完全構造力で偽造されたものだとヨウに推察される。 また時系列は不明だが、拾因に近い特徴を持ちヨウと呼ばれる拾人者と仲間が、これらとそっくりな鍵をオーフィスがマグメルに設置した宝箱を開封するために使用して中身の小切手を回収してもいる。 竜息穿甲弾 国家戦略級兵器。マグメル産の資源と人界の科学技術の完全なる調和兵器。核兵器以上の貫通力で対象を破壊するが、爆発力は比較的高くなく周囲への被害は小規模。大破壊力の基準として頻出する兵器で、クーの構造という形でもしばしば登場する。
※この「人類・探検家関連」の解説は、「群青のマグメル」の解説の一部です。
「人類・探検家関連」を含む「群青のマグメル」の記事については、「群青のマグメル」の概要を参照ください。
- 人類・探検家関連のページへのリンク