人身事故の発生原因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 23:53 UTC 版)
「鉄道人身障害事故」の記事における「人身事故の発生原因」の解説
ホームからの転落よろめいたり、酔っ払ったり、他の人にぶつかった勢いでホームから線路上に落ちてしまうもの。視覚障害者がホームの端であることに気づかず転落してしまうこともある。 ホーム上での列車との接触ホームの端に近づきすぎて走行中の列車に接触するもの。携帯電話の操作に夢中になり、誤って線路下に転落し事故に遭うケースや、ヘッドホンステレオの音量を大音量にしていたために列車が近づく音が聞こえず、接触して事故に遭うケースなどがある。 線路内への立ち入り何らかの理由で意図的に線路に入るもの。転落した人を助けようと飛び降りたり、線路上に落ちた持ち物を取ろうとする、跨線橋を避けて近道しようとするなど。 列車発車間際の駆け込み乗車無理に列車に乗ろうとして失敗し、また降車後車両に近接していてドアに挟まれ引きずられるなどのもの。 踏切の無理な横断(直前横断など)「踏切障害事故」を参照 遮断機などを強行突破したり、渡りきれなくなって列車と接触してしまうもの。 自殺自殺のため、飛び込みや列車進入直前の線路への立ち入りをするもの。多発している鉄道駅や路線が自殺の名所となることがあるが、これは自殺でない事を明確に証明することが出来ない場合、基本的に自殺扱いとなるためである。 殺人・殺人未遂列車にひき殺させる目的で他者を線路上へ突き落とすもの。死者が出ると殺人事件にもなる。 保線作業時の見張り不十分こちらは労働災害になる。 列車組成・入換・増解結時の車両との接触や転落突放された車両(しばしば、連結掛が乗り込みブレーキを操作する)からの転落や、増解結時に連結部で挟まれたり、車両に接触するなど。 こちらも労働災害になる。 列車からの転落走行中の列車から、無理な飛び降り降車をする、手動扉を誤ってもしくは故意に開ける、車外にぶら下がる・屋根に登る・窓から身を乗り出すなどの危険行為によるもの。日本では、客用の手動扉をもつ客車は、動態保存車を除いて大半がすでに廃車となっており、乗客の事故例は少ないが、新興国の鉄道では未だにみられる。特に発展途上国では屋根上に乗るという行為がまま見られ、それにより架線とふれて感電、または走行中に転落し、死傷することがある。 車両障害によるもの車両本体や設備自体の物損、またはドアなど保安設備の故障、損壊、破壊等によるもの。部品脱落などもこれにあたる。他車との衝突、脱線、火災、踏切障害、道路障害で無い場合、鉄道人身障害事故に分類される。
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