京都駅ビルの設計とは? わかりやすく解説

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京都駅ビルの設計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 02:19 UTC 版)

京都駅」の記事における「京都駅ビルの設計」の解説

京都駅ビルJR西日本)は、日本の鉄道駅舎としては異例国際指名コンペ方式行われ新駅ビル設計者には原広司安藤忠雄池原義郎黒川紀章ジェームス・スターリングベルナール・チュミ、ペーター・ブスマン(wikidata)の7名の複数建築家指名された。設計審査結果先ず原広司案、安藤忠雄案、スターリング案の3案に絞り込まれさらなる協議経て梅田スカイビルなどの作品知られる原広司の案が最終案として採用された。京都駅周辺は高さ120mまでの建築物建築可能となる特例措置設けられているが、高さ制限緩和古都景観損なうものとして反対意見も根強かったため、建物巨大さ、高さに起因する圧迫感回避し、いかに周辺環境との調和を図るかが作品評価のポイントとなった採用され原広司案は、最大高さを60mに抑えた上で南北方向道路合わせて建物分割して視線を通すなど、圧迫感回避するような配慮随所見られる採用にいたらなかった諸案の概要次の通り安藤忠雄案:線路上に巨大な屋根けてその上広大な広場とし、さらにそこをまたぐようにして羅城門イメージした逆凹字形駅舎建設する。 ペーター・ブスマン案:屋根部分長大弓形湾曲させ、北面には京町家意識して高さ31mに揃えた軒先線を設ける。 池原義郎案:烏丸通正面側を巨大な門形とし、そこから中央部向かって階段状に高さを下げ、さらに西側向かって上昇させる黒川紀章案:羅城門意識した高さ120mの門型の超高層建築圧倒的な重量感黒色配色威圧感賛否両論呼んだジェームズ・スターリング案:空間3分割し、西側に高さ120m円筒形ホテル建てるベルナール・チュミ案:駅舎南北分割し北側は31mのスカイライン強調してその上に京の七口」を意識した7本のタワー建てる南側は45mのスカイライン揃える。 この他駅ビル建設反対した市民グループは、寺社風木建築駅舎で、周辺商店保護するため、大型商業施設テナント入れないという独自の案を提唱し当時駅ビル問題扱ったNNNドキュメント』(日本テレビ系列当該回は読売テレビ制作)でも紹介されていた。

※この「京都駅ビルの設計」の解説は、「京都駅」の解説の一部です。
「京都駅ビルの設計」を含む「京都駅」の記事については、「京都駅」の概要を参照ください。

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