井伊谷の民・他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 17:31 UTC 版)
甚兵衛(じんべえ) 演:山本學 瀬戸村の長老。 第13回にて、直虎に徳政令の発布を陳情し、政に不慣れな直虎により一旦は受け入れられるが、結局不受理となったため、蜂前神社の禰宜の仲介で今川家に直訴した上で、村毎逃散する。しかし、直虎の領民を想う気持ちや政策の真意を知ってからは、村人と共に直虎を慕って懸命に働くようになり、当主を退いた後におとわに戻っても「殿」と呼んで生涯敬愛し続ける。 長篠の戦いの際に多くの木材を伐採したために、井伊谷の山が降雨後に山崩れしやすくなっていることにいち早く気付き、直虎に知らせたことで災害になる前に近藤に対処を願うことができ、以後「木を伐ったあとは植える」という慣わしにしたことを直虎から「甚兵衛の松」と呼ばれている。第43回には没した様子が直虎のそぶりから察せられた。 八助(はちすけ) 演:山中崇 瀬戸村の百姓。 逃散の際には直虎への反発心が強かったが、戻ってからは他の村人と共に直虎を慕い、村仕事に励む。井伊家取り潰しあともおとわに色々相談しつつ、統率力を発揮しはじめる。 角太郎(かくたろう) 演:前原滉 瀬戸村の百姓。 徳政令に関わる騒動が収まり、逃散から村に戻った際に、直虎に字を教えてほしいと乞うたことで、瀬戸村と祝田村の村人が龍潭寺で字の手習いを受けるようになる。 福蔵(ふくぞう) 演:木下隆行 祝田村の百姓。 第13回にて、直虎が瀬戸村の徳政令の発布を了承したと聞き、祝田村の徳政令を陳情する。逃散にも参加するが、戻ってからは瀬戸村と同じく直虎を信頼する。 富介(とみすけ) 演:木本武宏 祝田村の百姓。娘・あかね(演:桃瀬美咲)がいる。 禰宜(ねぎ) 演:ダンカン 祝田村にある蜂前神社(はちさきじんじゃ)の禰宜。 政次の意を受けて、今川家に向けて徳政令を願うよう祝田・瀬戸両村の人々を扇動する。 五平(ごへい) 演:おかやまはじめ 井平村の刀鍛冶。 直虎らに種子島(火縄銃)の制作を依頼され挑戦する。この件が政次に今川に謀反を疑われると指摘されることに繋がったため、事業を今川の下で行うことによってトラブルの収拾と商売の成功を同時に目論んだ方久に今川へ売られる。 又吉(またきち) 演:すわ親治 三年荒野目当てに三河から瀬戸村に流れてきた百姓。 新規に綿花栽培を始めた瀬戸村にあって、三河で既に綿布造りを含めた経験があったことから、その知識や技能を発揮して直虎や村人に重宝がられる。 竜宮小僧(りゅうぐうこぞう) 演:新井美羽 本作のストーリーのモチーフ。井伊谷の言い伝えで、水辺に棲み、困った者たちを人知れず助けるという作中における架空の存在。サウンドトラックにも名を冠した曲が収録されている。 おとわが生涯に渡って目指していた姿でも有り、14回で逃散した村を駆け回っていた直虎を見守っていたり、42回の甚兵衛の家の戸に石をぶつけて山崩れの予兆を知らせたり、井戸端で没した直虎の肩に手を添えていたりと、ストーリーの随所で不思議な事象の原因として見切れる形で登場しているが、クレジットには記載されていない。 47回では戦に徴集された兵たちが話していた似た伝説の存在として「スケどん」「たんだぼっち」「河三郎」と比されたことで、直之が武田の間者をみつけるきっかけとなっている。
※この「井伊谷の民・他」の解説は、「おんな城主 直虎」の解説の一部です。
「井伊谷の民・他」を含む「おんな城主 直虎」の記事については、「おんな城主 直虎」の概要を参照ください。
- 井伊谷の民・他のページへのリンク