主電動機・台車など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:10 UTC 版)
「名鉄3400系電車」の記事における「主電動機・台車など」の解説
(参考)日本車輌製造D16台車画像は他社発注車両向けに新製されたもので、本系列の装着するD16台車とは固定軸間距離や軸受の仕様などが異なる。 主電動機は東京芝浦電気(現・東芝)SE-139C直流直巻電動機を採用、モ3400形に1両あたり4基搭載する。SE-139Cは端子電圧750 V時の1時間定格出力が112.5 kWと標準的な特性を備えるが、定格回転数は1,188 rpmと、モ800形に搭載された東洋電機製造TDK-528/5-Fと端子電圧750 V環境下で同等の特性を持つ高速回転型の主電動機である。本系列への採用にあたっては歯車比を2.64 (58:22) と、TDK-528/5-Fを搭載するモ800形の歯車比3.21 (61:19) と比較して小さく設定、全界磁時定格速度は76 km/h、60 %弱め界磁時定格速度は96.2 km/hに達し、設計最高速度120 km/hの高速性能を有した。駆動方式は吊り掛け式である。 台車は形鋼組立形の釣り合い梁式台車である日本車輌製造D16をモ3400形・ク2400形とも装着する。D16をはじめとする日本車輌製造製の形鋼組立形釣り合い梁式台車は、東部線および西部線に在籍する従来車各形式において既に採用実績があったものである。 本系列が装着するD16台車は、軸受に従来の平軸受(プレーンベアリング)に代えてスウェーデン・SKF社製のコロ軸受(ローラーベアリング)を採用した。また、従来車に装着された日本車輌製造製の形鋼組立形釣り合い梁式台車の固定軸間距離は2,134 mm - 2,200 mmであったのに対して、本系列の装着するD16台車は固定軸間距離が2,300 mmに延長された。さらに、軌条方向の軸箱寸法拡大、振動特性改善を目的とした枕ばね位置・ばね定数の変更、釣り合い梁の厚材化など、各部に改良が施されている。 制動装置は、アメリカのウェスティングハウス・エア・ブレーキ社 (WABCO) の原設計に基づくM三動弁を用いた自動空気ブレーキを常用制動として採用、モ3400形の制動装置はAMM、ク2400形の制動装置はACMとそれぞれ呼称された。その他、両形式とも手用制動を併設する。
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主電動機・台車など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 19:31 UTC 版)
「名鉄モ3350形電車 (初代)」の記事における「主電動機・台車など」の解説
主電動機はモ800形と同様に東洋電機製造TDK-528系直流直巻電動機を採用、直流1,500 V対応機種のTDK-528/5-G(端子電圧750 V時定格出力112.5 kW、同定格回転数1,188 rpm)をモ3350形(初代)・モ3650形へ1両あたり4基搭載した。同等特性の主電動機を搭載する3400系が歯車比を2.64 (58:22) としたのに対して、本系列は歯車比をモ800形と同一の3.21 (61:19) に設定した。そのため、全界磁時定格速度は3400系の76.0 km/hに対して本系列では64.0 km/hとなり、起動加速度や低中速域の加速特性が向上した反面、高速域の加速特性は低下した。駆動方式は吊り掛け式である。 台車は形鋼組立形の釣り合い梁式台車である日本車輌製造D16を全車とも装着する。本系列が装着するD16台車は、3400系のD16台車とは異なり軸受をモ800形などと同じく平軸受(プレーンベアリング)仕様としたが、固定軸間距離はモ800形などが装着するD16台車より50 mm延長し、3400系が装着するコロ軸受(ローラーベアリング)仕様のD16台車より50 mm短い2,250 mmに設計変更されている。 制動装置は、日本エヤーブレーキ(現・ナブテスコ) が開発したA動作弁を用いた自動空気ブレーキを常用制動として採用、モ3350形(初代)・モ3650形の制動装置はAMA、ク2050形の制動装置はACAとそれぞれ呼称された。その他、全車とも手用制動を併設した。
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