万年橋とは? わかりやすく解説

万年橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 04:08 UTC 版)

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万年橋(まんねんばし)はの名。近代以前の橋は木造・石造などが主流で、ひとたび洪水等の災害が起これば大変壊れやすく、また修築にも多くの時間と費用を要したことから「万年」に渡って橋が長持ちするようにとの願いを込めた慶賀名として、全国各地で同様の橋名として採用されている。

他多数

脚注

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  1. ^ 高麗川 - 若宮橋の周辺

関連項目

同様に慶賀名として橋名に多く利用されているもの。


萬年橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/21 15:01 UTC 版)

南岸(東京都江東区清澄)から(2019年12月)
隅田川との合流地点東に位置する

萬年橋(まんねんばし)は、東京都の小名木川にかかるで第一橋梁である。江東区道第3124号線(萬年橋通り)を通す。北岸は江東区常盤一丁目、南岸は江東区清澄一丁目と二丁目を分かつ。当橋のすぐ西側で小名木川は隅田川と合流、東側には新小名木川水門が設置されている。

現在の橋の概要

歴史

葛飾北斎富嶽三十六景』「深川萬年橋下
歌川広重名所江戸百景』「深川萬年橋」 四囲の縁取りは手桶と橋の欄干である。富岡八幡宮の放生会の放しカメが手桶の提げ手から吊されている。

萬年橋が架橋された年代は定かではないが、延宝8年(1680年)の江戸地図には「元番所のはし」として当所に橋の記載がある。江戸時代初期、この橋のすぐ北側に小名木川を航行する船荷を取り締まるために「川船番所」が置かれていたものの、この番所は明暦の大火後の江戸市街地の整備拡大に伴い、寛文元年(1661年)に中川口へと移されたため、付近が「元番所」と呼ばれていたことに由来する。慶賀名と考えられる「萬年橋」という呼称となった時期などは不明である。

小名木川は江戸市内へ行徳の塩や、近郊農村で採れた野菜、米などを船で運び込むための運河であり、架けられた橋はいずれも船の航行を妨げないように橋脚を高くしていたが、萬年橋は中でも特に大きく高く型に架けられていたことから、その優美な姿が人々に愛された。葛飾北斎は『富嶽三十六景』の中で「深川萬年橋下」として、歌川広重は『名所江戸百景』の中で「深川萬年橋」としてそれぞれ取り上げた。

萬年橋は江戸期を通じて4回の改架があったとされるが定かではなく、関東大震災の直前には木橋が架けられていた。震災時も被害はうけたものの耐え切ったが、老朽化とあわせて震災復興計画により現在の橋に架け替えられた。

松尾芭蕉

北岸は松尾芭蕉が居を構えた場所で、隅田川と小名木川の合流地点付近の住居跡は芭蕉歴史庭園として整備されている。また近隣に江東区芭蕉記念館がある。

ケルンの眺め

隅田川のすぐ南側にある清洲橋は萬年橋たもとからの眺めがもっとも美しく見える角度とされ、清洲橋のモデルとなったドイツケルンライン川に架かる吊橋を彷彿させることから「ケルンの眺め」と呼ばれている。

隣の橋

(隅田川へ)- 萬年橋 - 高橋 -西深川橋 -(上流)

脚注

座標: 北緯35度41分0.70秒 東経139度47分40.80秒 / 北緯35.6835278度 東経139.7946667度 / 35.6835278; 139.7946667


万年橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 03:29 UTC 版)

西寒多神社」の記事における「万年橋」の解説

万年橋(まんねんばし)は、西寒多神社入口流れ大分川水系寒田川通称 みそぎ川)に架かる石造アーチ橋である。昭和55年1980年4月8日大分県有形文化財指定されている。 主構造アーチであるだけでなく、路面緩やかな弧を描く太鼓橋で、路面アーチとの間の石組が狭いのが特徴である。江戸時代末の文久2年1862年)に当時延岡藩領であった寒田庄屋らが発起し岡藩であった大野郡北村(現 豊後大野市犬飼町柴北)の石工2代目後藤郷兵衛ら20名によって同年竣工した諸元 所在地大分県大分市寒田 河川大分川水系寒田川 形式石造アーチ橋 長:22.0メートル 幅:3.7メートル 径間11メートル 拱矢(アーチ高):3.9メートル 竣工文久2年1862年石工後藤郷兵衛(2代目) 文化財指定等大分県指定有形文化財

※この「万年橋」の解説は、「西寒多神社」の解説の一部です。
「万年橋」を含む「西寒多神社」の記事については、「西寒多神社」の概要を参照ください。

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