一平と対峙する者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 18:15 UTC 版)
石田 文吾(いしだ ぶんご) 暴力団「海星会」会長。芸能界をも巻き込んだ覚せい剤の取引で資金を集めており、一平たちがホテルに乗り込んだ際は女性アイドルとベッドで交わっていた最中であった。服役中に引退を表明。 藤島 文成(ふじしま ぶんせい) 政治評論家。「歯に衣着せぬ」言動で知られその身を過激派に狙われていた。一平が「要人護衛」を兼ねたゴルフコンペで彼への狙撃を阻止したことなどを快く思わず、テレビで一平を公然と批判した上でマスコミに圧力を掛けようとするが、「正論」を主張する一平にマスコミが同調したため(実際は安田グループが備蓄する石油を盾に、マスコミへ無言の圧力をかけたような描写もされている)不発に終わった。 二階堂良一(にかいどう りょういち) 心理学を学ぶ大学生で、「連続誘拐事件」の犯人。その動機は自身の学んだ心理学を世の中で実践し、世間や警察を翻弄したいという極めて身勝手なもの。芸能人夫妻の子供を誘拐するがその子を解放する一方で警察・マスコミをかく乱するかのように別の女性を誘拐し、殺害した上で身代金を奪う。その後警察を挑発するかのように「誘拐事件」を予告。女装して東海道新幹線車内で隣り合わせた女性から抱いていた幼児を誘拐、逃亡を図るが一平がヘリコプターで名古屋駅まで追いかけそこで逮捕される。警察の捜査では全く痕跡が掴めず、一平が私立警察を設立した要因となった。 草加竜太郎(そうか りゅうたろう) 暴力団「海星会」会長で、石田の跡目を継いだ。青年の頃、アメリカにいた事があり、その時にマフィアのボスを助けた事でファミリーの一員となり、持ち前の頭脳でファミリー内でのし上がった。 会長襲名披露パーティーの席上、ホテルの所有者として壇上に立った一平から「宣戦布告」を受け、以降は一平の命を狙うようになる。 本部からは若い頃に面倒を見てもらっていたことがありアメリカへの留学費用を工面してもらったことを今でも感謝している。その恩人を黒田の指示とはいえ自ら殺害しなければならなかったことを内心苦悩しており、一平は本部の死の真相を吐かせるべく留置場で「本部のそっくりさんが扮した『幽霊』」を使う。連日の『幽霊』の出現により眠れぬ夜を過ごしていたが、最後は本部との絆を思い出し、また小宮の命を捨てた身代わりにより、全ての真相を自白した。 黒田 重蔵(くろだ じゅうぞう) 元・総理大臣。草加と組んで海外に建設する予定のカジノの利権を得ようとした。一平らの捜査や草加の自白により「利権の話を知った本部は、黒田の殺人教唆によって殺された」と断定され、逮捕状が出されるがそれを拒むように法務大臣に「指揮権発動」を強要した。最後は法務大臣が圧力に耐えかね、指揮権発動前に自殺したことで不発となり、逮捕された。
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