ワジリ族と関係者
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「ターザン・シリーズの登場人物と用語」の記事における「ワジリ族と関係者」の解説
第2巻より登場(『石器時代から来た男』にも登場)。勇敢な黒人の部族で、ターザンを盟友として受け入れた。後にターザンを酋長の後継者に指名、彼の忠実な部下となった。リチャード・A・ルポフによると、「黒人のヒーロー」、「ターザンの義兄弟」。 ブスリ 第2巻、第5巻に登場。ワジリ族の戦士の中で、最初に登場した男性。 第5巻では酋長に出世しており、オパルへ同行した。 ワジリ 第2巻に登場。当代のワジリ族の老酋長。酋長は名前を世襲することがあるが、必ずしも世襲するとは限らない(ワジリが若い頃の酋長はチョワンビという名で、彼の父親)。 ワジリの戦死後、ターザンが後継者に指名され、その名も受け継いだ(ただし、ターザンが使用したのは第2巻のみ)。酋長の地位は、その後ブスリ、ムヴィロが継いでいる。 ムガンビ 第3巻、第5巻に登場。本来はワジリ族ではないが、彼らに迎えられ、指揮者として認められている。 第3巻では準主役級の存在で、黒人のワガンビ族の酋長。誤解から、ターザンとアクート率いる類人猿と交戦し、部下を全滅させられた。以後、アクートと共に類人猿とシェエタ(豹)を統率し、ターザンのサポートを行う。最後にはモースラ族の女性(氏名不明)と結婚し、ターザンの領地(ワジリ族の土地)に住居を与えられた。 第5巻でも、ほぼ準主役級の存在で、ジェーンの護衛役。ターザンの留守中にグレイストーク農場(グレイストーク・バンガロー)を襲撃され、留守部隊は彼を残して全滅、ジェーンも拉致されていた。奇跡的に助かった彼は、ジェーン奪回と復讐に立ち上がった。 モースラ族の女性 第3巻に登場。氏名不詳。部族から逃げ、偶然、ムガンビらのカヌーで眠り込んでいた。以後、その縁で行動を共にする。準ヒロイン級の存在ともいえるが、氏名すら明かされていない。最後にはムガンビの妻となった。 その後の消息は不明(農場は、第5巻と第7巻で襲撃され、破壊されている。戦士は殺され、生き残った女子供は誘拐などの憂き目にあった)。 ムヴィリ 第4巻に登場。下記ムヴィロの表記ゆれかどうか不明(作品としては第4作だが、ハヤカワ版の邦訳順では22巻目。長谷川甲二の翻訳としては5巻目)。 ムヴィロ(1) 第9巻に登場。便宜上、ナンバーを振る。 高齢らしく、「老ムヴィロ」と表記されている。ターザンとコラクがジェーン捜索に出ている間、ワジリを指揮して農場の再建に当たっていた。ターザンらの帰還を期待しつつも、その望みが叶わない可能性も理解しており、再会時には非常に喜んでいた。 ワジンブ 第7巻に登場。老ムヴィロの息子。 ドイツ軍の奇襲(というよりもだまし討ち)により、グレイストーク夫人を守って戦死。 ウスラ 第9巻に登場。ワジリの戦士の指揮官で、英語が話せる。 キーワジ 第9巻に登場。ターザンの留守中にジャド・バル・ジャを逃がしてしまう。 ムヴィロ(2) 『ターザンの双生児』(前半部分の"The Tarzan Twins")、『ターザンと失われた帝国』、『地底世界のターザン』(創元版は『ターザンの世界ペルシダー』)などに登場。ペルシダーでは、ワジリの指揮官として9人の部下を率いた。中期から後期にかけて酋長を務める。 前述の老ムヴィロ(ムヴィロ(1))と同一人物とは思えないので、区別した。
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