リンガエン湾上陸とマニラ侵攻とは? わかりやすく解説

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リンガエン湾上陸とマニラ侵攻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 22:57 UTC 版)

フィリピンの戦い (1944-1945年)」の記事における「リンガエン湾上陸とマニラ侵攻」の解説

1945年1月9日連合軍は、3日間以上の激し事前爆撃続いてルソン島リンガエン湾上陸開始したリンガエン湾上陸英語版)、1月6日 - 1月9日)。まずアメリカ軍第6軍司令官クルーガー中将。7個師団・2個砲兵基幹)が上陸し、うち2個師団マニラ奪還目指し南下をはじめ、2個師団北部制圧へと向かった対す日本側の第14方面軍司令官山下奉文大将)は、部隊3つの集団分けて持久戦を図る戦略であった山下大将自身率い尚武集団(5個歩兵師団、1個戦車師団、2個独立混成旅団基幹15万2千名)をバギオ中心とした北部に、横山静雄中将振武集団(2個師団基幹10万5千名)をマニラを含む南部に、塚田理喜智中将建武集団各種集成部隊3名)をクラーク飛行場群のあるマニラ北東地区配置したリンガエン湾には、尚武集団第23師団戦車第2師団独立混成58旅団迎撃態勢についていた。北部制圧向かったアメリカ軍2個師団激し戦闘となり、2月上旬までアメリカ軍進撃遅らせたこの間に、北部には大量軍需物資搬入された。 他方南部向かったアメリカ軍2個師団は、建武集団撃破し200 km前進成功し1月下旬にはマニラ郊外到達した建武集団陸海軍航空部隊集成して地上戦転用し部隊戦力乏しく残存部隊は山中の複郭陣地後退し次第組織としての統制失っていった。連合軍は、バターン半島マニラ南方へもアメリカ第8軍上陸させ、多方面からマニラ市への攻撃開始した当初日本第14方面軍マニラ市について無防備都市宣言する計画であったが、海軍第4航空軍大本営反対により実現しなかった。マニラにはマニラ海軍防衛隊司令官岩淵三次少将)の陸戦隊などが立て篭もり、約1ヶ月間の激し市街戦となった3月3日マニラ陥落したが、それまで連合軍激し無差別爆撃によって市街地廃墟化した市民犠牲者は約10万と言われ米軍民間人巻き込んだ無差別爆撃について「当時有色人種対す人種差別よるもの」としている。(詳細マニラの戦い (1945年)及びマニラ大虐殺参照リンガエン湾上陸以来戦闘により、アメリカ軍死傷25千名損害受けた日本軍の損害マニラ市街戦のみで戦死1万6千名及んだバターン半島には永吉支隊第10師団の1個連隊基幹)とコレヒドール支隊(1個大隊基幹)が展開していたのに対し激しい砲爆撃の後にそれぞれ1月30日2月17日アメリカ軍上陸して攻撃加えたコレヒドール島には空挺部隊降下した日本軍夜襲により抵抗したが、コレヒドール要塞3月陥落し生存者300人だけが永吉支隊合流した9月上旬投降した時の日本軍残存兵力僅かに280名だった。

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