メースB基地とは? わかりやすく解説

メースB基地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 02:10 UTC 版)

恩納サイト」の記事における「メースB基地」の解説

核弾頭マーク28)を搭載した巡航ミサイルメースB」の射程距離はおよそ2400キロメートルで、旧ソ連一部中国大陸大部分がその射程に入る。W28核弾頭威力は1メガトンで、広島型原爆15キロトン)のおよそ70倍の威力持っていたといわれる恩納サイトに並ぶ8つ六角形格納庫は、中国及びソ連向いた核ミサイル発射口だった。 嘉手納基地拠点とする第5空軍第498戦術ミサイル群 (498th Tactical Missile Group) の管理下で、以下の四カ所での配備が行われた。それぞれに8基のメース装備されているため、合計32メース沖縄配備されていたことになる。 メース基地 場所 備考 1 嘉手納第1サイト ボロー・ポイント射撃場 読谷村 2 嘉手納2サイト ホワイト・ビーチ地区うるま市 3 嘉手納第3サイト ギンバル訓練場 金武町 4 嘉手納第4サイト 恩納サイト 恩納村 2017年9月放送NHKスペシャル『スクープドキュメント 沖縄』では、丹念に情報公開法公文書検証し県民知らない間に島全体基地訓練場にされていた沖縄実態明らかにした。冷戦時代沖縄メース含め1300発もの核兵器があったと言われている。 1965年 - 81,000㎡の土地強制接収ミサイルメースBの発射台建設され核弾頭備えたメースB発射台として使用された。極東戦略上の転換沖縄返還に伴い1970年頃からその機能事実上停止していた。

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メースB基地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 15:49 UTC 版)

ギンバル訓練場」の記事における「メースB基地」の解説

冷戦時代アメリカ軍共産圏への核抑止力として、沖縄県内4カ所 (ギンバル恩納サイト読谷ボロー・ポイント勝連半島) に核弾頭搭載可能な中距離弾道ミサイルメースB基地配備した。8基の発射台をもち、米第313空軍師団の第498戦術ミサイル隊のメースBが8基配備されていた。核戦争想定しているため、最深11メートル頑丈な二つ地下コンクリート施設廊下連結されていた。射程2,400キロ広島原爆70倍以上の威力有する核兵器メースBミサイル基地は、計32基がこうしていつでも発射できる態勢維持していた。 メース基地 備考 1 嘉手納第1サイト ボロー・ポイント射撃場 読谷 2 嘉手納2サイト ホワイト・ビーチ地区うるま市 3 嘉手納第3サイト ギンバル訓練場 金武町 4 嘉手納第4サイト 恩納サイト 恩納村 沖縄返還前に核兵器撤去されたことになっている。しかし、2011年返還され時点でも、撤去膨大な費用がかかる地下巨大なコンクリート構造物は、ギンバル訓練場地下そのまま取り残されていた。米軍日米地位協定環境的原状回復義務負わないため、膨大な負担となるメースサイトの4施設をすべて日本返還し構造物撤去クリーンアップはすべて日本の税金賄われた。ギンバルメース地下施設撤去費用だけで、総額1億5千万円、土地土壌調査クリーンアップ費用241,132,500円費やされた。

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