メーストルを扱った日本語書籍とは? わかりやすく解説

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メーストルを扱った日本語書籍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 05:02 UTC 版)

ジョゼフ・ド・メーストル」の記事における「メーストルを扱った日本語書籍」の解説

メーストルについて言及する日本語の書籍の中で、現在最も有名で入手しやすいのはカール・シュミットの『政治神学』、そしてアイザイア・バーリンハリネズミ戦争と平和政治哲学』(岩波文庫)である。また岩波書店刊行されているバーリン選集にも、メーストルについて触れられている論文いくつかある。 日本保守系論客著作中にメーストルの名前が登場することがあるが、ほとんど重要でないものしか確認していない。保守主義一般についての古い概説書などには、メーストル比較詳しく取り扱われているものもある。 フランス哲学史啓蒙思想史の本などに彼の名前がルイ・ガブリエル・ド・ボナールと共に反革命家、反動家」として挙げられていることがある。また『フランス革命事典』や『カトリック事典』の類に彼の項目が載っているものもある。 ところが、近年それら評論書概説書の一部のみならずメーストル主題にした書物著さ始めている。アントワーヌ・コンパニョン『アンチモダン -反近代精神史』(名古屋大学出版会 2012年に於いて「反啓蒙思想反革命崇高原罪悲観主義罵詈雑言」を必要条件とする「反近代主義」の作家始祖としてメーストル挙げられ書物通してメーストル引用繰り返されている。また慶應義塾大学川上洋平ジョゼフ・ド・メーストル思想世界』(創文社 2013年)で、彼の名のつく書物初め出版された。ルソー研究基礎がある著者研究反動性が顕われた名著である。 この流れ引き受けオピニオン雑誌表現者に於いて平坂純一フランス保守思想 ジョゼフ・ド・メーストル』が7回連載 されるなど、これまで吾が国で主流だった英国流のバーク保守思想加えて、その根源的な意義確かめ為の思想家として見直されている。

※この「メーストルを扱った日本語書籍」の解説は、「ジョゼフ・ド・メーストル」の解説の一部です。
「メーストルを扱った日本語書籍」を含む「ジョゼフ・ド・メーストル」の記事については、「ジョゼフ・ド・メーストル」の概要を参照ください。

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