メルキア各地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/03 16:07 UTC 版)
メルキアは実在の地球に似た大陸を持つ。ユーラシア大陸によく似たローラシル大陸、南北アメリカに類似しているパレゲア大陸、ローラシル大陸と地続きになっていない事を除けば、アフリカ大陸に近いラカルパ大陸、オーストラリア大陸に当たると思しきクーバニア大陸に、南極大陸という5つの大陸を持つ。 百年戦争が終わったメルキアの国土は荒廃し、各地では治安悪化や、インフレなどの社会問題が蔓延している。また、クメン王国のような内乱で揺れる国もある。 ウド ローラシル大陸の中央付近に属する爆撃で開いたクレーターの中に出来た階層都市の街。治安が悪く、バトリング興行が盛んだった。7214年2月に軍の介入によって崩壊した。テレビシリーズから30年後の『幻影篇』では再開発計画により復興し、治安もある程度改善された模様。それでも相変わらずバトリングは盛んである。 バカラ・シティ OVA『ザ・ラスト・レッドショルダー』に登場したラカルパ大陸の地方都市。多くのATのジャンクパーツが揃っている。 デライダ高地 ラカルパ大陸にある軍施設を保有した場所。終戦前にバララントの爆撃によって、放射能汚染が広範囲に残ったが、被害は誇張宣伝されていた。ここの中央基地で、メルキア戦略機甲兵団特殊任務班X-1レッドショルダーの創始者のヨラン・ペールゼンが、秘密結社と共に潜伏し、PS開発を行っていたが、7214年3月に壊滅した。 タ・ビング 『機甲猟兵メロウリンク』に登場したボルタート群島のガルバタン島にある港町。クメンに近い為、傭兵の募集も行われ、バトリングも盛んで、プランバンドール・スキャンダルに関与しているとされるフォックス中尉が花形選手となっていた。 クメン王国 ローラシル大陸南端のバラミル半島に属する小国。近代化を巡って、クメン政府と王族率いる反政府軍が対立していたが、7214年6月に反乱は鎮圧された。しかしその後も政情不安定が続き、クーデターと政権交代が繰り返される状況が30年続いている。(『幻影篇』より) ドッパー刑務所 軍を退役し、プランバンドール・スキャンダルの容疑者であるバンスが所長を務める悪名高い軍刑務所。月に一度、フラワーロードと呼ばれる干潮時の時に現れる道によって地続きになる。 ケラマ 現在はゴーストタウンと化した街で、ATの燃料であるPR(ポリマーリンゲル液)の生成が盛んだった。7215年の開戦前に爆発、消滅する。 バラシュ=トラ山脈 ローラシル大陸を横断する山脈で、ここではバラシュ=トラ横断鉄道が交通手段として普及しているが、近隣の山には軍からあぶれた山賊が潜み、襲撃してくる危険地域でもあり、山賊のリーダーはプランバンドール・スキャンダルの関係者のガナード少尉だともいわれる。 コーザ 惑星防衛軍の基地があり、軌道上の艦隊を迎撃する為の大型ミサイルサイロが配置されている。7215年7月の開戦時に、バララント軍の奇襲攻撃によって壊滅、同時にディーテル・ロイル・バッテンタイン中将の命令で、ここに派遣されていたメルキア情報部のキーク・キャラダイン中尉もブランバンドール・スキャンダルの中心であったヘルメシオン准将並びに、ボイル少佐と共に死亡した。 ア・コバ OVA『ビッグバトル』の舞台である交易とバトリングが盛んな中立都市。ここでは、バララントPSがテストを受けていたという報告があった。開戦前の7215年6月に地上戦艦が暴走し、壊滅している。 グルフェー 小説『孤影再び』の舞台となる交易都市。千年前からマーティアルの庇護を受け、独立自治を維持してきた。しかし、アレギュウムの赫い霍乱でマーティアルの権威が衰退した以後は、その権益を奪おうとするグレン・パッツラー中将の命を受けた黒い稲妻旅団による包囲を受けている。堅気の商人として成功したバニラ・バートラーが自治組織の幹部を務めている。
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