ミルソーティア貴族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/23 15:39 UTC 版)
「護樹騎士団物語」の記事における「ミルソーティア貴族」の解説
イェニチェリ・ヴニーズ公爵 ヴニーズ家当主。シュエットの父。3人の妻に傅かれながら、女児しか得られなかった人物。 病床にありながら守護騎を操るなど非常に体を鍛えており、100万からなる民を率いるに相応しい人物。 ただし、長女シュエットに甘かったらしく、何時までも婿を決められなかったのでゾルバ・カザンザキスに付け入る隙を与えてしまった。 シュエット・ソル・ヴニーズ ヴニーズ公爵家第一公女。年齢はリジューの一つ年上。西方大陸の大貴族ヴニーズ公爵家次期当主となる婿を探しており、理想は高い。 エミュール(リジュー)に惚れ込んでおり、彼を婿にと望んでいる。そのため何時までも婿が決まらず「わがまま姫」と家臣から言われている。 薄汚れ傷ついたエミュール(リジュー)を本人とは気づかないまま、雨に濡れるのも構わずに気遣い、傷を治療するよう命令するなど、貴族らしくも心優しい面を覗かせている。 それぞれ母親の違う妹が二人いる。妹の第二公女はソニア、第三公女はクロエ。 プリスティナ・シーラベル 北アニスボー連合領の盟主シーラベル伯爵家公女。年齢はリジューの二つ下。 姉のアンテプリマと共に<ジェニュインの双子>として北方大陸では絶大な人気を誇る。自分を狙っていた一族の仇をビアンの助力によって倒すことに成功したため、彼女に憧れに近い想いを抱いており、ビアンのような騎士になりたいと思っている。 彼女が身に付けているネックレスには、リジューの持っている「ある物」と似た物が付けられており、焼け落ちるシーラベル家の居城を写した映像に黒兜騎士団の翔空挺が映っていたり、姉のアンテプリマが焼死を免れた理由に喋る黒猫「ノワール」が関係している事から、リジューと同じくその血にはなんらかの秘密がある様子。 守護騎はシーラベル家の『ランスアージェント』。 アンテプリマ・シーラベル <ジェニュインの双子>の姉。カーンにあるシーラベル家公館で焼き殺される所を、ちょうど通りかかった騎士団候補生のリジュー達に救い出された。しかし、その救い出された家の者の中に彼女の命を狙う暗殺者も混じっていたため、リジューやカリムら候補生の奮闘むなしく暗殺者の最後に放った吹き矢の毒によって死亡する。 セト・グリューネヴァルト 西方大陸屈指の大貴族グリューネヴァルト公爵家公子。<会>では特別指導を受けており、剣の筋も悪くないが幼年学校に3回受験して3回とも落ちている。騎士団に受かるため、様々な手でエミュール(リジュー)を翻弄してくる。 <会>では上達目覚しいビアンに抜かれたくないからと、練習相手にしようとしなかった。ビアンに思いを寄せているようだが全く相手にされていない。 搭乗守護騎は『デヴァステータ』。 ギヨール・ニュイ・エチエンヌ エチエンヌ伯爵家第一公子。グリューネヴァルトの取り巻き。エミュールに敵意を持っており、入団競技会のリーグ戦の初戦で戦うことになる。 搭乗守護騎は『スコルピオ』。 ゾルバ・カザンザキス カザンザキス男爵家当主。西方大陸の大貴族ヴニーズ家の傍流でヴニーズ第3家を名乗っていたが、評判芳しからぬ人物であったため現在の姓に変更させられた。 男子の跡取りがいないヴニーズ公爵家の当主の座を得られるよう徴税局と密約を交わしており、シュエットを第4夫人に迎えようとした。 搭乗守護騎は『サイクロプス』 ギオラ・カザンザキス ゾルバ・カザンザキスの弟。子のないゾルバに代わり、ゾルバに所用があるときは代わりに守護騎に搭乗し、家の軍事力を維持してきた。汚れ仕事も担当している。 アッシュドット・イーツ 西方大陸中西部に領地を構えるイーツ子爵家の第一公子。幼年学校の入団競技会ではビアンに5秒で敗れている。イーツ子爵家は過去にカザンザキス家に暗殺依頼をしたことがあり、そのためギオラに脅されている。糖尿病で倒れた父の代わりにイーツ家の弱みを握るゾルバの公爵位継承を阻止するため、ヴニーズ領へ守護騎『スカーレット・ダガー』に乗りやってきた。しかし、ゾルバの部下に自分の守護騎の右腕を損傷させられ、絶体絶命の危機をエミュールたちに助けられる。それ以降、自身の目的達成のためにエミュールたちに協力する。 ウルリカ・イル・アンヴァシブル・ベアール アンヴァンシブル侯爵家公女。<侯爵>の妹。ただし、養女であるため血の繋がりは無い。
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