マークエリス (モータースポーツ)とは? わかりやすく解説

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マーク・エリス (モータースポーツ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/01 05:06 UTC 版)

マーク・エリス
Mark Ellis
生誕 (1964-06-22) 1964年6月22日(58歳)
イギリスバークシャー ラングレー英語版
国籍 イギリス
職業 自動車技術者(レースエンジニア)

マーク・エリス(Mark Ellis、1964年6月22日 - )は、イギリスの自動車技術者である。

経歴

初期の経歴

サウサンプトン大学で機械工学を学んだ後、リカルド社英語版にエンジン開発の技術者として加わった[1]

1988年からモータースポーツに関わり始め、1991年にプロドライブに加入し、イギリスのスーパーツーリングカーの開発を指揮したりであるとか、世界ラリー選手権(WRC)用車両の駆動系の開発であるとか、多岐に及ぶ分野でさまざまなチームと関わった[1]。1995年に当時イギリスツーリングカー選手権(BTCC)向けにも車両開発を行っていたウィリアムズルノーのツーリングカーチームにレースエンジニアとして加入し、1997に同チーム製のルノー・ラグナを駆ったアラン・メニュ同年の選手権を制覇した際はチーフエンジニアを務めた。

2000年のフォード・モンデオ・スーパーツーリング(メニュ車)

1999年にプロドライブにチーフデザイナーとして復帰し、BTCC仕様のフォード・モンデオの設計を手がけた。同車は再びメニュに駆られて、スーパーツーリング規定の最終年となる2000年の選手権でメニュとチームがそれぞれドライバー選手権とチーム選手権を制した。

F1

2000年にF1のBARチーム(B・A・R)に機械設計の責任者として加入した[1]。BARには翌2001年シーズンの開幕直後まで留まったが、シーズン途中でジャガー・レーシングにチーフレースエンジニアとして移籍した[1]

しかし、2002年6月にB・A・Rはデビッド・リチャーズのプロドライブと組むことになったため、エリスはB・A・Rに呼び戻され、車両テスト(Vehicle performance)部門の責任者となる。結果として、エリスは後にこのポジションを各チームで歴任することになる。BARには同チームがホンダF1となった後も留まったが、2008年にレッドブル・レーシングに移籍し、2013年末まで同チームで車両テスト部門の責任者を務めた[1]

2013年末にメルセデスチームに引き抜かれる形で移籍し、翌2014年6月から同チームにパフォーマンスディレクターとして加入し、かつてのB・A・R、ホンダF1チームである同チームに舞い戻った。

その後、2018年7月にメルセデスからの離脱を表明した。結果として、エリスはレッドブル時代からメルセデス時代にかけて、2010年から2018年までチャンピオンチームでパフォーマンスディレクターを務め続けたことになる。

メルセデスチームに在籍していた間、2016年シンガポールグランプリでは優勝チームを代表して表彰台に上がり、トロフィーを受け取っている[1]

脚注

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出典

  1. ^ a b c d e f Mark Ellis” (英語). Mercedes-AMG Formula One Team. 2022年2月22日閲覧。

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