ポリコムビデオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 00:50 UTC 版)
ポリコムは、PTZ(パン-チルト-ズーム)カメラとコーデックおよび通信電子機器を統合し、その上に設置するように設計されたユーザー提供のビデオモニターに接続したセットトップユニットViewStationを使用して、1998年にビデオ会議市場に参入した。 ViewStationは当時6000米ドルで販売されており、競合他社に比べて比較的軽量だった。 ViewStation製品ラインの他のメンバーには、マルチポイント機能、コンテンツ共有機能、および新しいH.323IPネットワークプロトコルのサポートが組み込まれたモデルが含まれていた。 2000年、ポリコムはViaVideoと呼ばれるパーソナルコンピュータベースのデスクトップビデオ会議システムを導入した。コンパクトなデバイスは、ウェブカメラの機能を提供し、当時のほとんどのデスクトップおよびラップトップコンピュータの計算制限を相殺するための追加のオンボード処理機能を備えていた。コンピューターの処理能力が向上するにつれて、ポリコムはこのハードウェアとソフトウェアのデスクトップソリューションをポリコムPVXと呼ばれるソフトウェアのみのクライアントに移行し、後にポリコムRealPresenceデスクトップ(RPD)に移行した。 2001年2月、ポリコムは、MGC-100ラインを提供した。 買収を通じて、マルチポイントブリッジング市場に参入した。 2001年10月にPictureTelを買収した。 2006年、ポリコムは最初のHD (高解像度)ビデオ会議システムを発表した。その後まもなく、ポリコムが2007年1月に買収したDestiny Conferencing(旧TeleSuites)の設計に基づいた、3画面3カメラの部屋内「没入型」電話会議システムであるPolycom RealPresence Experience(RPX)を発表した。 2007年2月、同社はHDおよびテレプレゼンスアプリケーションをサポートするように設計されたRMX2000と呼ばれる新しいマルチポイントブリッジプラットフォームを発表した。また、2007年には、Polycom Telepresence Experienceソリューションと新しいエグゼクティブデスクトップソリューションを使用してテレプレゼンスおよびHDビデオ製品ラインを拡大し、部屋ベースの会議室のラインをさらに拡大した。 2008年、ポリコムは、Polycom Converged Management Application(CMA)のビデオネットワークおよびビデオネットワーク用のシステム管理アプリケーションを提供した。その年の後半に、同社はDistributed Media Application(DMA)7000を発表した。これは、ネットワーク内でマルチポイントビデオ通話を管理および配信するネットワークベースのアプリケーションである。 2008年末に向けて、ポリコムは、システムのパフォーマンスをより高い1080pや720pといった解像度で毎秒30フレームから60フレームに向上させる計画も発表した。2010年、同社はPolycom Open Telepresence Experience(OTX 300)を発表した。これは、当時の他の同等のシステムの半分のデータ帯域幅を使用する、データ効率の高いコーデックが改善された別の3画面没入型会議システムである。
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