プラモデル、玩具について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:56 UTC 版)
「トラック野郎」の記事における「プラモデル、玩具について」の解説
玩具メーカーのバンダイ(旧バンダイ模型(バンダイ関連会社→吸収)、プラモデル事業は2018年4月にBANDAI SPIRITSへ移管)が版権を獲得し、発売した模型(1/48スケール)、800円、1200円も月に10万台も売れる大ヒットとなり、作っても作っても需要が追い付かないほど売れ、3200円のモーターライズも追加で売り出された。これはプラモデル初心者にも作りやすいキットだったが、2010年代は店頭で見ることが稀になってしまったぐらいの貴重品である。『天下御免』のオープニングでは、1/20スケールのこれで遊ぶ子供たちが登場している。 またそのバンダイの関連会社で、後にバンダイに吸収されるポピーのミニカー玩具「ポピニカ」から、『爆走一番星』・『天下御免』・『度胸一番星』にそれぞれ登場した桃次郎のトラックをキット化して発売した。いずれも乾電池によりキャビンとコンテナが光るギミックが搭載されている。この他にも、ポピーの関連会社「ロビン」から、ポピーの主力商品「超合金」と同じ素材で作られたダイキャスト製バッジ「超合金バッジ」にも、本作のトラックを象ったバッジが発売された。また、1978年には、ポピーがスポンサーとなったテレビアニメ『闘将ダイモス』(トレーラーが巨大ロボットに変形する)が放送され、玩具も販売された。 1980年代に全長約55センチという1/20スケールの超大型モデルも登場し、映画が終了して30年近く経つ現在2000年代でも販売されているロングセラー商品となっているが、後述する青島文化教材社(以下アオシマ)から1/32スケールのモデルで発売された2009年以降店頭に並ぶことは皆無に等しい。 他の映画出演車両は「やもめのジョナサン」の他に、2作目に登場した映出車の「ボルサリーノ2」及び「雲竜丸」などが発売されていたが、ジョナサンは荷台の壱万円札が百万円となっていたり(理由は後述、1/20の箱絵のみ1万円札となっていた)、雲竜丸及びボルサリーノ2はキャビンがFU系のものとなっていたりと、実車と異なる箇所が顕著だった。 一方、トラック野郎の版権を持つことが出来なかったアオシマは、自社が商標を持つ「デコトラ」のシリーズ名でコンスタントにアートトラックの模型を発売しており、2009年には一番星号(『故郷特急便』版)が1/32スケールのキットとして初モデル化された。その後2018年までに3作目以降の車両がモデル化され、2020年にはベース車両の異なる1作目『御意見無用』仕様もバンダイ時代から遡って初めてモデル化された。ちなみに、アオシマ製のトラック野郎シリーズキットについては発売元がバンダイ(移管後はBANDAI SPIRITS)扱いとなるため、箱絵にバンダイのCIマーク(同)が入っている。 他にも当時の映出車であるコリーダ丸(2007年及び2012年)、龍馬号(2007年及び2016年)や、一部実車とは異なるが6作目のライバル車両である「袴田運送」(2011年)などがモデル化されている。その他、チョロQや光るRCカー(1/32スケール)が新たに発売されており、2010~20年代もなお根強い人気を保っている。 アオシマ版「やもめのジョナサン」については、ベース車の未モデル化及び荷台の1万円札が法律(通貨及証券模造取締法)に抵触する恐れがあるため発売されていない(ただし、それに似せた架空のトラックモデルは発売されていた)。
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