ブリチラと下着の関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 00:02 UTC 版)
近年、ブリチラが発生する可能性が非常に稀なため、マニアックなもの(下着フェティシズム)と位置づけられている。そのために論争がインターネット上で起きているのが現状である。男性用下着としてはブリーフが一般的であったが、平成の時代に変わると共に、トランクスが人気化し、青少年の間でトランクスやボクサーブリーフが主流となった。ブリーフは肌の露出が多く、身体に密着していて股間部が盛り上がり、男性器が浮き出ているように見える特徴が時代の変遷と共に逆に嫌われるようになった。また、ブリーフが各世代に満遍なく普及し、個性を好むファッションリーダー層である青年層が下着然と見えないトランクスに移行したことから、その下の若年層も続いたためにブリーフの着用者が減少して、結果的にブリチラの遭遇回数は減少することになった。白が定番だったブリーフもカラー化や、ビキニブリーフの登場で時代の流行に対応していたが、社会的に下着の色は白が定番との意識が強かったことや、デザイン性を追求したビキニブリーフに至っては、着用に体型を選ぶことで短足胴長足太の日本人には若い特定の世代にしか似合わないこと、窮屈感を覚えさせるようになったことや高温多湿の日本の風土で蒸れを指摘されるなど、下着の快適性に問題があり各世代に普及に至らず、逆にリラックス感のあるトランクスを指向させる結果となった。また、トランクスは体型を選ばないことで各世代に普及しやすかったことや、下着メーカーも色、柄を多彩に揃えて個性を主張しやすくさせたことがブリーフ離れに拍車をかけた。 詳細は「ブリーフ」を参照 詳細は「ビキニブリーフ」を参照 トランクスの着用者が増えたことから、運動着などの短い半ズボンの着用において、トランクスの裾が飛び出してしまうといった現象が多発した。それらを背景に、半ズボンは消えていき、ハーフパンツが主流となり、ブリチラの発生が少なくなった。 詳細は「トランクス」を参照 詳細は「ボクサーブリーフ」を参照 トランクスを着用する男性は、性器がつねに摩擦されてしまうためにホルモンが多く分泌され、毛深くなるという噂が広がった。その後、ボクサーブリーフが登場し、しっかり性器がホールドされることで、若い男性の人気があがったとされる。 詳細は「ハミパン#広義のハミパン」を参照 一方で、トランクス着用の小中学生が増加したことで一部の自治体では小中学生にブリーフの着用を勧める活動が組織的に行われるようになった。2000年代前半頃より東京都足立区の一部の小中学校では性教育活動に熱心に取り組んでいる女性養護教諭が性教育の一環で小中学生の下着指導を行い、その活動の輪が足立区全体で拡がったことによるものである。養護教諭は男子生徒に体育の授業でトランクスでは陰部が見えるとの理由でブリーフの着用を提唱し、男子生徒にブリーフの着用を実践させている。この他、女生徒には早期のブラジャーの着用を勧める指導を行っている。
※この「ブリチラと下着の関係」の解説は、「ブリチラ」の解説の一部です。
「ブリチラと下着の関係」を含む「ブリチラ」の記事については、「ブリチラ」の概要を参照ください。
- ブリチラと下着の関係のページへのリンク