ファンタジーにおけるコボルトとは? わかりやすく解説

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ファンタジーにおけるコボルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 13:58 UTC 版)

コボルト」の記事における「ファンタジーにおけるコボルト」の解説

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテファウスト』の中で、四大元素司る四大精霊のうち、土の元素を指すものとして出る他、コボルト剣と魔法題材としたファンタジー小説ゲームにも登場するロールプレイングゲーム創始した『ダンジョンズ&ドラゴンズ』シリーズコボルド採用したのがその嚆矢であるが、80-90年代頃の同作では、コボルド臆病だ残酷な小柄似た頭部に角を生やしを持つ人型生物とされていた。その後続いたゲーム・ファンタジー作品においてはのような頭部という側面強調されたことで、体毛のあるのような人型生物という表現もされるうになる。だが2000年に展開が始まったダンジョンズ&ドラゴンズ第3版』で、コボルドドラゴン血を引く自称する爬虫類人型生物として描かれるようになり、それ以降はこのイメージ大きく広がることになった日本においてはアメリカからゲームファンタジー輸入され時期影響力のあった獣人の姿で描かれることが多い。特に『ウィザードリィ』シリーズにおいて、輸入版イラストレーション担当した末弥純によってそのものあるよう描かれたことは、このイメージ流布大きく寄与している。 コバルト鉱物まつわる伝承反映されてか、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』では有能な鉱夫とされる。『ソード・ワールドRPG』などの背景世界であるフォーセリアにおいては銀を腐らせるという言い伝えを持つ。これを受けてソード・ワールドと同世界であるロードス島舞台にした水野良新ロードス島戦記においてはコバルト作品中では「腐銀」と表記)を釉薬用いて陶磁器作製する描写がある。『アルシャード』では、ミスリル(銀秘石)をコバルト(蒼魔石)に変えてしまう魔力を持つとされている。また、新たな解釈として、上記外見から「のように人なつこく友好的」なモンスターとして描かれる場合もある。 『リネージュにおいては上記のような人型生物という外観で、こん棒武器として戦うモンスターとして登場している。戦闘力の低い種族として描かれ序盤においてプレイヤー少な被害で倒すことができるという位置づけにおかれているちなみにファンタジーモンスターとしてのコボルトは、英語読みでコボルド表記されることが多い。ロールプレイングゲーム知られ始めた昭和末期にはロールプレイングゲーム紹介する書籍などにおいてコポルドという誤記見られたが、周知が進むにつれ消えていった。 また、1970年代には日本コボルト人形販売され人気集めたプラスチック製で、星座によって色が決められていた。ドイツの森に帰らなければならないため、願い叶ったら土に埋めるという設定になっていた。2000年以降では真上太『かみがみ~最も弱き反逆者Shibaコボルト無双』などの和製コボルト主体とした小説など発刊されている。

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