ファンタジーI型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 02:28 UTC 版)
「CardWirth」の記事における「ファンタジーI型」の解説
groupAskがCardWirthの世界観として用意したもので、バリアントではなくオリジナルの世界観。中世ヨーロッパの都市に似た「リューン」という名の街を中心に、子守から人探し・護衛・モンスター討伐・果ては世界の命運を掛けるような大冒険まで、さまざまな仕事の依頼を引き受ける冒険者達の活劇を描く。プレイヤーは「冒険者の宿」に集まった、そんな冒険者達を駆ることで、それらの仕事を次々と引き受けていくことになる。 本来の意味での公式設定というものは一切存在しないが、CardWirth(ファンタジーI型)においてはgroupAskが制作したシナリオに登場するわずかな設定を「公式設定」と定義することがある。そういった「公式設定」のほとんどがぼかされているのが特徴で、たとえば教会や神聖魔法が存在するのに神の定義が全く存在しなかったり、また舞台であるリューンにしても国家であるとは明言はされていない(ただし、王国騎士団の存在から王国であるらしきことなどは窺える)。リューンとその周辺のいくつかの文化・宗教・地理などの設定と、過去に超古代文明世界と古代王国期が存在していたという歴史などが、わずかに垣間見える程度である。この事から、各シナリオ作者は自作のシナリオにおいてそれらを自由に設定できると同時に、それらが公式設定たり得ることもない。なお、「公式設定」はおろかユーザーズシナリオを含め全体を見ても、エルフやドワーフといった有名どころの亜人があまり登場しないという王道的なファンタジー世界としては特異な傾向が見られる。
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