ファンタジーの下位ジャンル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 13:57 UTC 版)
「ファンタジー」の記事における「ファンタジーの下位ジャンル」の解説
前述の通り、ファンタジーはかなり性格の異なる複数の作品群が含まれており、それらは下位ジャンルを形成している。こういった下位ジャンルについては、容易に分けられるものではなく、学術的に確立しているわけでもない。これらを以下に挙げる。 ハイ・ファンタジー:異世界、特に超自然現象が当たり前に存在する世界を舞台としたファンタジー。第一次的な存在として異世界創造を主軸とし、この世ならざる存在・現象が自然法則として存在するファンタジーを指す。 ローファンタジー、現在世界の未来、現在世界の過去。この四種を総じてファンタジーの四大要素と呼ぶ。 エピック・ファンタジー:叙事詩ファンタジー。 ヒロイック・ファンタジー:英雄ファンタジー。主に主人公が超常的な力を持ち、悪の勢力を討ち果たしていく形式のもの。 歴史ファンタジー(英語版) ダーク・ファンタジー:重苦しい展開や悲劇的展開を重視したファンタジー。 バトル・ファンタジー トリップ・ファンタジー:現実(をモデルにした世界)の住人が異世界に移動し、そこで何らかの活躍をするファンタジー。(なお、現在世界の時間軸を用いて移動したもしくは、転生転移した主人公が活躍するこのジャンルはハイファンタジーには含まれない) ロー・ファンタジー:現実をモデルにした世界に超自然的要素が加味されたファンタジー。第二次的創造を必要とし、ハイファンタジーを含むファンタジーの四大要素の一つに当たる。オカルト・ファンタジー(英語版):魔術や幽霊、超古代文明などと言ったオカルトに分類されるものを主題としたファンタジー。 伝奇ファンタジー 異能バトルファンタジー(超能力) サイエンス・ファンタジー:SFとファンタジーの要素を混合した作品。 おとぎ話・メルヘンファンタジー:漠然とした設定、ステレオタイプの人物、擬人観、魔法が普通に受け入れられている、といった伝承文学の特徴を有したファンタジー。 ゲームファンタジー:レベル・勇者・ステータス・モンスター・魔王など、RPGの諸要素の存在を前提とした世界を描くファンタジー。魔王もの:邪悪な魔王とそれに立ち向かう勇者というRPGの王道展開を前提としたパロディ的ファンタジー。 ラブファンタジー : 恋愛内容を取り入れたもの。 それぞれの下位ジャンルについての詳細は、個別の記事を参照されたい。
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