フォーセリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/04 01:17 UTC 版)
フォーセリアとは、TRPG(リプレイも含む)や小説作品などの『ロードス島戦記』、『ソード・ワールド』、『クリスタニア』の舞台となる架空の世界であり、シェアード・ワールド(共有世界)でもある。
- ^ 友野詳は『コクーンワールド』『ティルトワールド』などの作品の背景世界として、フォーセリア世界のパロディであるファイブリアという世界を定義している。神々や地名などのほとんどはフォーセリアや他のファンタジー世界などからのパロディである。
- ^ この世界に登場する用語は多数が競走馬に由来しており、神の名だけでもファリス、ファラリス、ミルリーフ、マイリー、ミゴリなどがあり、その他街の名リファールや道具名などにも競走馬に由来しているものが多々ある。
- ^ このように、フォーセリアの世界設定はしばしば推量形で説明される。これは、世界設定を「フォーセリアに住む人々はこう考えている」として紹介しているからであり、小説やワールドガイドで「事実である(公式設定である)」と説明されない限り、曖昧な記述となる(つまり、説明が覆されるという可能性が常に付きまとう)。これは、実際にテーブルトークRPGを遊ぶ人間、とりわけゲームマスターにシナリオ制作の自由度を与えるための措置である(清松みゆき著『ソード・ワールドRPG Q&Aブック』参照)。
- ^ 『漂流伝説クリスタニア』を参照。
- ^ 前者は、清松みゆき監修・秋田みやび/グループSNE著『明かせ!へっぽこ大冒険 新ソード・ワールドRPGリプレイ集ガイドブック』による。後者は、水野良/グループSNE著『ソード・ワールドRPG ワールドガイド』や『ソード・ワールドRPG 完全版』などによる。ソード・ワールドRPGには「後付の法則」と呼ばれる「矛盾する設定がある場合は発表順の遅い記述を優先する」という決まりがあるので、前者資料の記述を優先した。
- ^ なお、名称の由来は中国において「政治や文明の中心地、係争の地」を表す中原である。
- ^ ラムリアース国内でもごく限られた人にしか明かされていないが真実であり、リチャードの正体はカストゥール王国最後の魔法王・ファーラムシアの異母兄レパースである。
- ^ 「自由人の歎き(上・下)」
- ^ この頃のルキアルは、オーファン王国のリウイ王子などによって策謀が次々に阻止されており、ロマールでの立場が危うくなっていた。
- ^ 新王国暦524年に発生したリュキアン暗殺未遂事件の影響でドレックノールと断交した際、リファールの交易商人は経営に大打撃を受けながらもリュキアンを支持したため、経済制裁が想定よりも長期化したドレックノールで開戦の可能性が取り沙汰される事態に至った。
- ^ 「ロードス島戦記 誓約の宝冠 1」p.131。
- ^ ソード・ワールドRPGリプレイ第3部第6話「混沌魔術師の挑戦」。
- ^ アレクラストには自然崇拝のドルイドも存在するが、彼らはマーファやその他の神の信者ではなく、宗教的にはむしろエルフに近い。
- ^ グループSNEの2007年7月のソードワールドQ&Aによると、作品毎で太古種族と古代種族の分類の用語統一ができていなかった場合もあり、頭を痛めているとのこと。
- ^ 神聖魔法の技能は失われる。また生前の暗黒魔法技能より高くはならない
- ^ 古代語魔法>神聖(暗黒)魔法>精霊魔法という魔法の性質による。後述
- ^ といっても数えるほどに多いわけではない
- ^ a b ソード・ワールドRPGサプリメント『ソード・ワールドRPGワールドガイド』p43 富士見書房 1993.1.15.
- ^ 「SWORD WORLD RPG AID Q&A」『月刊ドラゴンマガジン 1990年9月号』富士見書房
- ^ 1レベル古代語魔法「ダークネス」は2レベル精霊魔法「ウィル・オー・ウィスプ」6レベル精霊魔法「スピリット・ウォール・ウィル・オー・ウィスプ」に《対抗/優越》であり、「ダークネス」の影響下では3レベル基本神聖魔法「ホーリーライト」はかからない。「ホーリーライト」と1レベル古代語魔法「ライト」は2レベル精霊魔法「シェイド」6レベル精霊魔法「スピリット・ウォール・シェイド」に《対抗/優越》である。
- ^ 第1章 たちこめる暗雲『ロードス島伝説ー亡国の王子』角川スニーカー文庫 1994.9.1.
- ^ もし魔法王になってしまうと永遠に王であり続けてしまう
- ^ 「復讐の霧」『ザ・スニーカー 93年秋号』掲載 『ハイエルフの森ーディードリット物語』角川スニーカー文庫1995.8.25.収録
- ^ ソード・ワールドRPGサプリメント『ロードス島ワールドガイド』p24 富士見書房 1998.12.10.
- ^ 『ロードス島戦記3 火竜山の魔竜(上)』p76-82 角川スニーカー文庫 1990.1.10.
- ^ 設定上はガメル伯爵の名に由来して通貨単位が命名されたことになっているが、実際には『ソード・ワールドRPG』のサポート雑誌であるドラゴンマガジンの読者投稿コーナーに掲載された者に発送された景品交換券「ガメル札」が由来である。
フォーセリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 15:24 UTC 版)
「ロードス島戦記」や「ソード・ワールドRPG」などの舞台となる「フォーセリア」の世界でのダークエルフは、茶褐色の肌である。彼らは必ずしも凶悪あるいは邪悪というわけではないが、上古の時代の「神々の大戦」の際に暗黒神ファラリスによって妖精界から召喚された存在であるとされ、暗黒神への信仰を「魂に刻まれている」為、多くの場合は悪の陣営とされる側に属している。能力や特性ではむしろ一般のエルフより優れている(ハイ・エルフにほぼ相当する)。「クリスタニア」のリプレイ版には、上古の時代から生き続けている「ダークエルフ・ハイロード」が登場する。これはおそらくはハイ・エルフの最長老をも凌ぐ、ほとんど神(邪神)に近い力を持つとされている。 フォーセリア世界のダークエルフは、強い忠誠心や深い愛情で結ばれることもある。代表的な例は、人間の男性アシュラムとダークエルフの女性ピロテースとの関係である。また、『サーラの冒険』シリーズ(山本弘)には、エルフの父親とダークエルフの母親の婚姻によって生まれたキャラクターが登場する(このダークエルフの母親も作中に登場するが、魅力的なキャラクターであり「邪悪な存在」とは言い難い)。『ダークエルフの口づけ』(川人忠明)は、ダークエルフにも市民権が与えられているファンドリア王国を舞台としており、ヒロイン役としてダークエルフが登場する。
※この「フォーセリア」の解説は、「ダークエルフ」の解説の一部です。
「フォーセリア」を含む「ダークエルフ」の記事については、「ダークエルフ」の概要を参照ください。
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