ビンデシンとは? わかりやすく解説

ビンデシン

分子式C43H55N5O7
その他の名称ビンデシン、化合物112531、Vindesine、Compound-112531、3-Carbamoyl-4-O-deacetyl-3-de(methoxycarbonyl)vincaleukoblastine、VDS【ビンデシン】、3-(Aminocarbonyl)-4-O-deacetyl-3-de(methoxycarbonyl)vincaleukoblastine
体系名:3-カルバモイル-4-O-デアセチル-3-デ(メトキシカルボニル)ビンカロイコブラスチン、3-(アミノカルボニル)-4-O-デアセチル-3-デ(メトキシカルボニル)ビンカロイコブラスチン


ビンデシン


ビンデシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 17:15 UTC 版)

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ビンデシン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
  • AU: D
法的規制
  • (Prescription only)
投与方法 点滴静脈注射
薬物動態データ
血漿タンパク結合65-75%
代謝肝臓 (CYP3A4-mediated)
半減期24時間
排泄胆汁および腎臓
識別
CAS番号
53643-48-4 59917-39-4 (硫酸塩)
ATCコード L01CA03 (WHO)
PubChem CID: 40839
DrugBank APRD00392
KEGG D01769
化学的データ
化学式C43H55N5O7
分子量753.926 g/mol
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ビンデシン(vindesine)は、化学療法で用いられる抗有糸分裂英語版ビンカアルカロイドである。抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)の一種。CAS登録番号53643-48-4。ビンブラスチンの初めての半合成アナログである。

硫酸塩が「フィルデシン」という商品名で発売されている。VDSという略号で表されることがある。

適応

急性白血病慢性骨髄性白血病の急性転化を含む)、悪性リンパ腫肺癌食道癌[1]

副作用

骨髄抑制、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 (SIADH)、麻痺性イレウス、消化管出血、間質性肺炎、心筋虚血、脳梗塞、神経麻痺、痙攣、聴覚異常、筋力低下(起立障害、歩行障害、階段昇降障害、手指連動障害など)、知覚異常、末梢神経障害、アナフィラキシー様症状、食欲不振、悪心・嘔吐、口内炎、便秘 AST (GOT) 上昇、ALT (GPT) 上昇、Al-P上昇、 BUN上昇、クレアチニン上昇、発疹、脱毛、しびれ感、知覚低下、息切れ、気管支痙攣、悪寒、発熱、静脈炎など。

作用機序

あまり明らかではないが、微小管またはチューブリンに関連したものであるとされる。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Macmillan Cancer Support (2009年4月1日). “Vindesine (Eldisine)” (英語). 2009年11月22日閲覧。

関連項目





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