パニツムマブとは? わかりやすく解説

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パニツムマブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 08:32 UTC 版)

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パニツムマブ?
モノクローナル抗体
種類 全長抗体
原料 ヒト
抗原 EGFR
臨床データ
法的規制
  • 要処方
投与方法 静脈内投与
薬物動態データ
半減期 ∼7.5 days (range: 4-11 days)
識別
CAS番号
339177-26-3
ATCコード L01XC08 (WHO)
化学的データ
化学式 C6398H9878N1694O2016S48
分子量 147 kDa
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パニツムマブ(Panitumumab)は、ヒト上皮増殖因子受容体 (epidermanl growth factor receptor; EGFR) を標的とする完全ヒト型IgG2モノクローナル抗体(分子標的薬)である[1]。商品名はベクティビックス点滴静注(開発アムジェン・販売武田薬品工業)。

作用機序

作用機序はセツキシマブと概ね同じである。ただし、セツキシマブがIgG1抗体であるのに対して、パニツムマブはIgG2抗体であるため抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性は期待できないとされる[2]

適応症

2009年12月現在、34ヵ国で承認されているが、2010年4月日本における適応はEGFR陽性で「KRAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸直腸癌」である[3]

副作用

添付文書に記載されている重大な副作用は、重度の皮膚障害(痤瘡様皮膚炎・発疹(10%)、爪囲炎(4%)、皮膚乾燥・皮膚剥脱・皮膚亀裂(2%)、瘙痒症(1%未満)、紅斑(1%未満))、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、間質性肺疾患(間質性肺炎、肺線維症、肺臓炎、肺浸潤)(1.3%)、重度の注入反応(1%未満)、重度の下痢(1%未満)、低マグネシウム血症(17%)である[4]

特徴

治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌に対しては、抗体製剤としてすでにベバシズマブ(商品名アバスチン)。やセツキシマブ(商品名アービタックス)が発売されている[5]。セツキシマブとパニツムマブとは同様の作用機序をもつ抗ヒトEGFR抗体であるが、パニツムマブは、ヒト型完全モノクローナル抗体である点が大きな特徴である(セツキシマブはヒト・マウスのキメラ抗体)であり、このためセツキシマブに比べてアレルギー機序による副作用が軽減されている。

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ 武田薬品工業、p1。
  2. ^ 船越和博「大腸癌における分子標的治療」 新潟がんセンター病院医誌 第51巻 第1号 p.25 (2012年3月)
  3. ^ 武田薬品工業、p9。
  4. ^ ベクティビックス点滴静注100mg/ベクティビックス点滴静注400mg 添付文書” (2015年8月). 2016年6月27日閲覧。
  5. ^ 武田薬品工業、p65。

参考文献


パニツムマブ(Panitumumab ベクティビックス)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 01:33 UTC 版)

分子標的治療」の記事における「パニツムマブ(Panitumumab ベクティビックス)」の解説

上皮成長因子受容体EGFRモノクローナル抗体で、大腸癌直腸癌治療用いられる

※この「パニツムマブ(Panitumumab ベクティビックス)」の解説は、「分子標的治療」の解説の一部です。
「パニツムマブ(Panitumumab ベクティビックス)」を含む「分子標的治療」の記事については、「分子標的治療」の概要を参照ください。

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