ヒト型抗体(語尾が〜 (m) umabと表記)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 01:33 UTC 版)
「分子標的治療」の記事における「ヒト型抗体(語尾が〜 (m) umabと表記)」の解説
ヒト抗体遺伝子を導入したトランスジェニックマウスを用いて、完全なヒト化/型モノクローナル抗体の産生が試みられている。 パニツムマブ(Panitumumab ベクティビックス) 抗上皮成長因子受容体(EGFR)モノクローナル抗体で、大腸癌・直腸癌の治療に用いられる。 オファツムマブ(Ofatumumab アーゼラ) 抗CD20抗体で、B細胞性慢性リンパ性白血病の治療に用いられる。 ゴリムマブ(Golimumab シンポニー) 抗TNF-α抗体で、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎の治療に用いられる。 イピリムマブ(Ipilimumab ヤーボイ) 抗CTLA-4(細胞傷害性Tリンパ球関連抗原4、CD152)抗体で、悪性黒色腫の治療に用いられる。 アダリムマブ(Adalimumab ヒュミラ) 抗TNFαモノクローナル抗体で、関節リウマチ、尋常性乾癬、強直性脊椎炎、クローン病等の治療に用いられる。 ウステキヌマブ(Ustekinumab ステラーラ) 抗IL12/23p40モノクローナル抗体で、乾癬、クローン病治療に用いられる。 ラムシルマブ(Ramucirumab サイラムザ) 抗VEGFR2 IgG1抗体であり、胃癌の治療に用いられる。 ニボルマブ(Nivolumab オプジーボ) 抗PD-1抗体で、悪性黒色腫、非小細胞肺癌、腎細胞癌の治療に用いられる。 ペムブロリズマブ(Pembrolizumab キイトルーダ; Keytruda) 抗PD-1抗体で、悪性黒色腫、PD-L1陽性非小細胞肺癌の治療に用いられる。 デノスマブ(Denosumab プラリア ランマーク) 抗RANKL (receptor activator of nuclear factor κB ligand) 抗体で、骨粗鬆症や多発性骨髄腫、関節リウマチの治療薬として用いられる。 エボロクマブ(Evolocumab レパーサ) 抗前駆蛋白変換酵素サブチリシン/ケキシン9 (PCSK9) 抗体で、高コレステロール血症の治療に用いられる。 アリロクマブ(Alirocumab プラルエント) 抗PCSK9抗体で、高コレステロール血症の治療に用いられる。 グセルクマブ(Guselkumab トレムフィア) 抗IL-23抗体で乾癬に用いられる。掌蹠膿疱症については審査中である。 セクキヌマブ ( Secukinumab コセンティクス; Cosentyx ) 抗IL-17Aモノクローナル抗体で、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)、関節症性乾癬(乾癬性関節炎)(かんせつしょうせいかんせん[かんせんせいかんせつえん])、膿疱性乾癬(のうほうせいかんせん)の治療に用いられる。
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