ヒト成熟胎盤の構造とは? わかりやすく解説

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ヒト成熟胎盤の構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 22:55 UTC 版)

「胎盤」記事における「ヒト成熟胎盤の構造」の解説

胎児側では胎盤羊膜で境され、次にある絨毛膜板から状に絨毛生えている。樹幹にあたる幹絨毛からのように分枝絨毛形成されている。最上位部で基底脱落膜付着固定している絨毛付着絨毛で、それ以外付着していない絨毛浮遊絨毛という。絨毛内は胎児血管走っている。 母体側では基底脱落膜から母体血管開口し、母体血が噴出している。絨毛はこの血液の中をただよっている。基底脱落膜一部は、絨毛膜板に向かって隆起し区画分けしている。この隆起胎盤中隔と呼ぶ。胎盤中隔は、絨毛膜板には付着しておらず、全ての区画開通している。 注意すべきことは、母体血液胎児血液とは直接混合していないことである。酸素栄養分老廃物などの物質交換血漿を介して行われている。このため母体胎児血液型異なっていても、異型輸血のような凝血起こらない構造になっている。この構造をプラセンタルバリア (placental barrier) という。このことから、胎児から見ると胎盤羊膜外側にあるが、胎児側の臓器とも言える

※この「ヒト成熟胎盤の構造」の解説は、「胎盤」の解説の一部です。
「ヒト成熟胎盤の構造」を含む「胎盤」の記事については、「胎盤」の概要を参照ください。

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