ビルトシュバイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 17:34 UTC 版)
「パーソナルトルーパー」の記事における「ビルトシュバイン」の解説
【Wild = 独語で「野獣・野生の」、schwein = 独語で「豚」、あわせて「野生の豚 = 猪」】 ゲシュペンストをベースに開発された汎用型PT。機動性や近接戦闘能力が向上している。滞空能力も優れ、限られた時間ならば空中戦闘が可能。量産主力機となることを見込んでいたが、教導隊のゲシュペンスト運用データを元に作られたため過敏な反応速度と大出力を持ち、扱いの難しい機体となった。プラズマ・ジェネレーターによる製造コスト高騰もあり、正式採用は見送られ量産には至らなかった。しかし一定の評価を得たことで設計思想がヒュッケバインシリーズに受け継がれた。機体デザインはゲシュペンストとヒュッケバインの中間に位置するものとなっている。機体色は濃淡のブルーグレーで、上腕や腿が白。 武装 M950マシンガン (M95 Machine Gun) PT用サブマシンガン。外形はキャリコM950に似る。ヘリカル・フィールド・マガジンを2基装備し、各25発で計50発の装弾が可能。空薬莢はトリガーガード前の排莢口から真下に排出する。量産型ゲシュペンストMk-IIも本銃を標準装備する。 M13ショットガン (M13 Shotgun) PT用ショットガン。セミオートマチックとポンプアクションの切り替えが可能。散弾の他、サボット弾やライフルド・スラッグ弾も使用可能。射程と弾数は制限されるが、命中率とクリティカル率が高い。『OGs』ではツインユニットの両方、および隣接したユニット(最大4機)を一度に攻撃できるALLW(全体攻撃・ダブルアタック)武器となった。 サークル・ザンバー (Disk Slicer) 左腕部に装備された唯一の固定武装。リング状のビーム刃を発生させ目標を切り刻む。後にヒュッケバインが装備するリープ・スラッシャーの試作型である。『OGs』ではバリア貫通能力がある。『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』(以下『OGIN』)の量産型ビルトシュバインは換装可能なオプションとして装備。 劇中での活躍 α 設定のみ。PTXチーム時代にイングラム・プリスケンが使用。ガンダムタイプのモビルスーツに対抗するため、白兵戦機能や武装オプションを重点に開発されたとされる。 OGシリーズ イングラムの初期搭乗機として登場。PTの中ではゲシュペンストMk-II・タイプRと並んで汎用武器の搭載量が多い。ホワイトスター内に登場する偽のブリットが(本来のデフォルト搭乗機であるヒュッケバインMk-IIではなく)本機の複製に乗っている。GBA版『OG2』には登場しないが、『OGs』ではOG2シナリオにも登場し当初はヴィレッタが使用している。『DW』ではイングラムがR-GUNに乗り換えた後リョウトに譲られ、扱いやすいように再調整された。『Record of ATX』ではイングラム(R-GUN受領まで)→リュウセイ(Rシリーズ凍結中)→ヴィレッタ(オペレーションSRWのホワイトスター攻略戦)と搭乗者が変わった。 『第2次OG』では登場しない。
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