パソコン機種による違い・変更点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:59 UTC 版)
「BURAI (ゲーム)」の記事における「パソコン機種による違い・変更点」の解説
PC-8801版 解像度は640x200ドットの8色表示で、上巻のみ発売された。上巻はこのPC-8801版を基に、他のパソコン版やコンシューマ版へ移植されている。 PC-9801版 上巻は640x400ドットのアナログ16色に変更されたが、マップ画面とビジュアルシーンはアナログ8色・200ラインで表示される。コマンドモードの画面レイアウトがPC-8801版・MSX版とは異なっている。 下巻も640x400ドットのアナログ16色だが、マップ画面とビジュアルシーンはアナログ16色のまま200ラインで表示される。下巻はこのPC-9801版を基に、他のパソコン版やPCエンジン版へ移植されている。 上巻・下巻共に回復アイテムの連続取得に制約が掛けられており体力回復エリアも少ないため、パソコン版では最も難易度が高くなっている。 MSX版 他のパソコン版よりも解像度が低いため(SCREEN7:512x212ドットの16色表示)、ゲーム画面のレイアウトが若干異なっている(上巻は画面左右両端の模様がカットされており、下巻は画面右下の竜のレリーフが画面左下に移動されている)。 漢字ROMが搭載されていない機種ではメッセージが表示されず、MSX-MUSICが搭載されていない機種ではBGMが鳴らない(漢字ROM及びMSX-MUSIC非搭載の機種は、それぞれ漢字ROMカートリッジとFM-PACを本体のスロットに装着することで問題は解消される)。 上巻・下巻共にアニメーション構成やBGMが一部アレンジされ、レベルアップ成長の見直しや体力回復エリアの増加もなされておりパソコン版では最も難易度が低くなっている。 PAC・FM-PACに対応しており、フロッピーディスクに加えSRAMへのデータセーブも可能になっている。 上巻は他のパソコン版と比較しても遜色のない出来であるのに対し、下巻はシステムとシナリオは完全に移植されているもののPC-9801版やFM TOWNS版と異なりビジュアルシーンでの多重スクロールがカットされ、ディスクアクセスも頻繁に発生する。 下巻はアイテムやツール等のアイコン表示がテキスト表示に変更されており、MSX版オリジナルのアイテムも登場する。 MSX版の下巻のみ、第2部後半のラガンテ山入口が最後のセーブ可能地点になっており、ラガンテ山に入るとエンディングまで一切セーブが出来ない(ロード及びスタートメニューに戻ることは可能)。 下巻はブラザー工業に外注され(開発は上巻と同じくリバーヒルソフトが担当)、パッケージとソフトベンダーTAKERUの二種類の販売方式が採られた(パッケージ版のみ、特典としてトランプとハヤテ・リリアンのしおりが同梱された)。 FM TOWNS版 上巻・下巻共に基本的にPC-9801版の移植となっているが、マウス操作に対応している。また、MSX版と同様にBGMがアレンジされており、一部のBGMはCD-DAで演奏される。 PC-9801版よりも回復アイテムの連続取得の緩和及び体力回復エリアの増加がなされており、若干難易度が下がっている。2011年現在、FM TOWNS版以外のパソコン版はWindowsにエミュレート移植したEGG版として復刻されており、プロジェクトEGGより購入してプレイすることが可能になっている。
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