パソコン版『ぎゅわんぶらあ自己中心派』
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このうち、最初のゲーム化作品である『ぎゅわんぶらあ自己中心派』は、ゲームアーツから1987年4月16日にPC-8800シリーズ向けコンピュータゲームとして発売された。公平なゲーム性を前提(もしくは建前)にしていた他社の四人打ち麻雀ゲームとは違って、「ツキ」を再現するという名目で牌の引きをプログラムが操作している仕様を明言している点が画期的であった。具体的には、上がれば上がるほど牌の引きがよくなり勝ちやすくなるが、一度振り込んでしまうと流れが切れてリセットされるという仕組みとなっている。また、多数のキャラクターそれぞれ個別で700近いパラメータと異なる思考ルーチンを持っていて、セリフで「カベ」や「スジ」を言うなどゲーム中の流れを把握しつつ原作の打ち方を再現した要素もあった。同作はMSX/MSX2にも移植されており、MSX1に挿すことでMSX版が、MSX2に挿すことでMSX2版がそれぞれ起動する仕組みとなっていた。同バージョンでは持杉ドラ夫を主題としたオープニングが追加されたほか、FM-PACによる音声演出もあった。加えて、MSX版のマニュアルは全64ページもあり、操作方法等のゲームに関する説明は10ページ程度である一方、残りのページは持杉ドラ夫による『麻雀入門』とキャラクター紹介が占めていた。
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