白沢 (瑞獣)
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白沢(はくたく、拼音: )は、中国に伝わる瑞獣(神獣・聖獣)の一種。人間の言葉を解し万物の知識に精通するとされる。その姿を描いた図画は魔除け(厄除け)として用いられる。現代の日本においては旧字体で「白澤」と表記されることもある。
- ^ a b 『三才図会』 巻92・鳥獣4・白澤 。"東望山有沢獣者、一名曰白澤、能言語。王者有徳、明照幽遠、則至。昔黄帝巡狩至東海、此獣有言為時除害。"。
- ^ a b c d 「(四庫全書本)/卷432#白澤 卷432 白澤」『御定淵鑑𩔖函 (四庫全書本)』1019年 。"《黄帝内傳》曰帝廵狩東至海登桓山於海濱得白澤神獸能言逹於萬物之情因問天下鬼神之事自古及今精氣為物逰魂為變者凡萬一千五百二十種白澤言之帝令以圗寫之以示天下乃作辟邪之文以記之。"。
- ^ a b c 原田 1914, p. 414.
- ^ 西岡 (1998a); 西岡 (1998b), p. 7。松田稔(國學院大學教授。『山海経』専門)に拠る。
- ^ 伊藤清司 監修・解説『怪奇鳥獣図巻』2001 工作舎、底本: 作者・年代不詳(江戸時代).
- ^ (中国語)『本草綱目 獣之二 獅』。ウィキソースより閲覧。
- ^ 説文解字を「白澤」で検索
- ^ 張君房「卷一百 紀傳部・紀一」『雲笈七籤え』1019年 。"《軒轅本紀》..帝巡狩東至海,登桓山,於海濱得白澤神獸,能言,達於萬物之情。因問天下鬼神之事,自古精氣為物,游魂為變者,凡萬一千五百二十種,白澤言之,帝令以圖寫之以示天下,帝乃作《祝邪之文》以祝之。"。
- ^ a b 伊藤清司 監修・解説『怪奇鳥獣図巻』2001 工作舎、底本: 作者・年代不詳(江戸時代)、底本の該当箇所の典拠:『雲笈七籤』の「軒轅本紀」
- ^ a b 『雲笈七籤』巻100引王瓘『軒轅本紀』[8][9]。
- ^ a b 『淵鑑類函』引『黄帝内傳』[2][3]。
- ^ a b 佐々木 2017.
- ^ a b 馬国翰『玉函山房輯佚書』 巻77・白澤図 。
- ^ 笹方政紀. “Ⅳ 白沢からクタベへ”. 京都産業大学. 2021年4月24日閲覧。
- ^ 佐々木 2017, 第3章.
- ^ “おうちでミュージアム「江戸刷リ物品定メ 二代目金沢文庫長の秘策」後編”. 神奈川県 (2020年4月17日). 2020年7月13日閲覧。
- ^ 佐々木聡. “12 白沢之図”. 京都産業大学. 2021年4月24日閲覧。
- ^ 張鷟『朝夜僉載』 巻5 。
- ^ 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:斬鬼傳
- ^ 佐々木 2017, p. 169.
- ^ 高戸聰 (2017年6月). “『白沢図』の展開から見えてくるモノからコトへ”. 東方 (東方書店) 436 2020年9月6日閲覧。.
- ^ “『復元 白沢図』二刷出来”. 白澤社ブログ. 2020年9月5日閲覧。
- 1 白沢 (瑞獣)とは
- 2 白沢 (瑞獣)の概要
- 3 現代における受容
- 4 関連文献
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