ノーリーとは? わかりやすく解説

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ノーリー

ノーズで行うオーリーのこと。

バンブートレイン

(ノーリー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/04 14:21 UTC 版)

バンブートレイン: norry: train de bambou: Bambusbahn)とは車体がで製作された乗り合いのトロッコのことで、カンボジアにみられ、現地では「ノーリー」という。同じような乗り物は、フィリピンに竹で作られたトロッコ(バンブートロリー)もある。バンブートレインの動力はエンジンであり、バンブートロリーのそれは人力の場合がよくみられる。これらの乗り合いトロッコは、即興で製作され、交通手段が貧弱な地域での住民の足に利用される。乗り合いトロッコは非公式に線路を用い[注釈 1]、危険視する立場もあるが、逆に旅行者向けに名物として観光案内がなされることもある[注釈 2]


  1. ^ a b c この行為は安全ではなく、また、非合法行為とみなされている。[11][9]
  2. ^ 路線工事のため、カンボジア・バッタンバンのバンブートレイン(ノーリー)が一時、運行休止した2012年、その案内がインターネットに配信されている[1]
  3. ^ 鉄道を毎時30マイル以上で運行するため、線路内に Norry があると事故が予見される[18]
  4. ^ 竹(バンブー、Bamboo)に着目した呼び名は国際連合人間居住計画(国連ハビタット、UN-HABITAT)の調査報告書『Informal Transport in the Developing World』においても "bamboo trolley" と表記されている[5]
  5. ^ 列車の運行本数が少ない南部ではエンジン付きのトロリーがみられる。(※参照動画
  1. ^ バッタンバン/「バンブートレイン」、線路修復工事につき運休2012年02月10日 15:57 APEX配信(エーペックスインターナショナル株式会社)
  2. ^ a b c Guy De Launey (2006年7月4日). “Cambodians ride 'bamboo railway'”. BBC NEWS. http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/5110236.stm 
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 井伊誠 (2006年2月19日). “カンボジアウォッチ>コラム>カンボジア通信>ノーリーに揺られてバッタンバンを行く”. http://www.cambodiawatch.net/cwcolum/makotoii/2006/05.php 
  4. ^ : Lorry
  5. ^ a b c d e Cervero, Robert (2000) (英語). Informal Transport in the Developing World. UN-HABITAT. pp. 118, 124-125. ISBN 9211314534. http://www.unhabitat.org/pmss/listItemDetails.aspx?publicationID=1534 
  6. ^ “世界の果てまでイッテQ! - Q.珍獣ハンターイモトワールドツアーinカンボジア”. 日本テレビ. (2012年7月29日). http://www.ntv.co.jp/q/oa/20120729/01.html 
  7. ^ “日立 世界ふしぎ発見! - 第1181回 新発見が続々! アンコール王朝の光と影”. TBSテレビ. (2011年4月2日). http://www.tbs.co.jp/f-hakken/bknm/20110402/p_2.html 
  8. ^ a b c d e f g h i j Magnier, Mark (2010年4月27日). “Bamboo trains derailed” (英語). Los Angeles Times. http://articles.latimes.com/2010/apr/27/world/la-fg-bamboo-train-20100427 
  9. ^ a b “週1本の列車は待てない、手作りトロッコ活躍中 - 国際ニュース”. AFPBB News. (2007年8月2日). http://www.afpbb.com/articles/-/2262695 
  10. ^ a b “Cambodia – Bamboo Railway” (英語). Journeyman Pictures for Australian Broadcasting Corporation. (2006年11月27日). http://www.journeyman.tv/?lid=56998 
  11. ^ a b c d JICA 独立行政法人国際協力機構 (2000年3月). “フィリピン「国鉄南線活性化事業」 (pdf)”. 2000年度 円借款事業評価報告書. p. 207. 2013年2月28日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年11月11日閲覧。
  12. ^ Cambodia: Getting there & around” (英語). Lonely Planet Publications. 2009年12月15日閲覧。
  13. ^ Bamboo Train - 地図・観光情報”. トリップアドバイザー. 2013年11月12日閲覧。
  14. ^ 井伊 誠 (2008年3月5日). “プノンペン(カンボジア)の海外現地ガイド記事「鉄道の線路を利用したローカル交通機関「バンブートレイン」で遊ぼう」”. 海外旅行情報エイビーロード. http://www.ab-road.net/asia/cambodia/phnom_penh/guide/01316.html 
  15. ^ a b c Rail revival to replace bamboo trains”. レールウェイ・ガゼット・インターナショナル (2010年10月22日). 2010年10月23日閲覧。
  16. ^ Meas, Roth (2010年3月30日). “Lepetitjournal.com - BATTAMBANG - Terminus du "Bamboo train", tout le monde descend” (英語). The Phnom Penh Post. http://www.lepetitjournal.com/sortir-cambodge/balades-et-decouvertes-cambodge/55141-battambang-terminus-du-qbamboo-trainq-tout-le-monde-descend.html 
  17. ^ “【ウェルカム トゥ バッタンバン】第2回:B列車で行こう”. クロマーマガジン. http://krorma.com/backnumbers/welcomebb2/ 
  18. ^ Magnier, Mark (2010年4月27日). “Bamboo trains derailed - Page 2”. Los Angeles Times. http://articles.latimes.com/2010/apr/27/world/la-fg-bamboo-train-20100427/2 
  19. ^ a b “Toughest Place to be a..., Series 1, Bus Driver, 'Skating' a Manila railway and dodging the trains” (英語). BBC Two. (2011年2月28日). http://www.bbc.co.uk/programmes/p00fcxfr 
  20. ^ アジアの鉄道おもしろ事情. 山海堂. (2002). ISBN 9784381104373 
  21. ^ a b c d e 歌川令三 (2003年4月8日). “渡る世界には鬼もいる - 20年ぶりのマニラ紀行(中) 「スラム街鉄道」を探訪する”. 財界. http://nippon.zaidan.info/kinenkan/moyo/0001100/moyo_item.html 
  22. ^ Vol.11 フィリピン(2)(5/16)- クリックディープ旅 - 地球発 - どらく更新日:2010年11月26日、朝日新聞社
  23. ^ Vol.11 フィリピン(2)(8/16)- クリックディープ旅 - 地球発 - どらく更新日:2010年11月26日、朝日新聞社
  24. ^ Vol.11 フィリピン(2)(9/16)- クリックディープ旅 - 地球発 - どらく更新日:2010年11月26日、朝日新聞社
  25. ^ “Illegal rail trolleys come to aid of Manila's poor” (英語). GulfNews.com AP. (2008年12月21日). http://gulfnews.com/news/world/philippines/illegal-rail-trolleys-come-to-aid-of-manila-s-poor-1.149947 
  26. ^ a b c d e 赤字国鉄の線路を二次利用、人力トロッコは「黒字経営」? (PDF) マニラ新聞web
  27. ^ Vol.11 フィリピン(2)(4/16)- クリックディープ旅 - 地球発 - どらく更新日:2010年11月26日、朝日新聞社
  28. ^ Vol.11 フィリピン(2)(12/16)- クリックディープ旅 - 地球発 - どらく更新日:2010年11月26日、朝日新聞社
  29. ^ Vol.11 フィリピン(2)(10/16)- クリックディープ旅 - 地球発 - どらく更新日:2010年11月26日、朝日新聞社
  30. ^ Vol.11 フィリピン(2)(7/16)- クリックディープ旅 - 地球発 - どらく更新日:2010年11月26日、朝日新聞社
  31. ^ Favila, Aaron (2008年12月21日). “Manila trolleys cheap, green and illegal” (英語). SFGate. http://www.sfgate.com/news/article/Manila-trolleys-cheap-green-and-illegal-3257170.php 


「バンブートレイン」の続きの解説一覧

ノーリー (カンボジア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 09:02 UTC 版)

バンブートレイン」の記事における「ノーリー (カンボジア)」の解説

カンボジア西部バッタンバン州などにみられる乗り合いトロッコカンボジア語で「ノーリー」と呼ぶ。「ローリー」とも呼ばれる。ノーリーは台座が竹で即興製造されたもので、このためバンブートレイン」とも呼ばれる。なお、バンブートレインは、一部では「竹列車」、「竹の列車」とも訳される。他に英語で「bamboo railway」という表現もある。なお、もともとローリーは、トラックあるいは台車トロッコを示す言葉だが、現地では Norry誤った発音定着した。(以下、表記はノーリーで統一する)。 ノーリーは竹と木材作られ長さ4メートル×幅2.5メートル程度(又は25平方フィート)の長方形荷台金属の車輪乗せたトロッコで、床材は主に竹である。推進力として後部車輪の上小型エンジンむき出し配置され、そのエンジン農機耕運機)用などが使われる。あるノーリーを製作する作業場では、戦車ホイール自動二輪バイク)のエンジン、そして竹でノーリーを手作りしている。 ノーリーは非公式な乗り物であるが、鉄道本数少なさ道路事情悪さなどの諸事情から、地元住民の生活の足として用いられる。また観光としても用いられロンリープラネットトリップアドバイザーエイビーロードなどで外国旅行者向けに案内なされる車輪台座独立している タイミングベルト動力伝え木材車輪摩擦ブレーキ

※この「ノーリー (カンボジア)」の解説は、「バンブートレイン」の解説の一部です。
「ノーリー (カンボジア)」を含む「バンブートレイン」の記事については、「バンブートレイン」の概要を参照ください。

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