ドリルすんのかいせんのかい(乳首ドリル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 14:40 UTC 版)
「吉田裕 (お笑い芸人)」の記事における「ドリルすんのかいせんのかい(乳首ドリル)」の解説
すっちー座長公演(この時のすっちーは、おばちゃんキャラの「すち子」、または、男性カメラマンの「須知井留シャタオ」のいずれかの役であることが大半である)で吉田裕が共演した時のお約束とも言える定番ギャグ。「ドリザッパ」で乳首をいじられた時の「乳首ドリルすな!」の台詞から『乳首ドリル』とも呼ばれ、全国で笑いを取り、吉田を一躍新喜劇の若手の星に担ぎ上げた。そのため、「乳首ドリル」のワードが広まっているが、正式には「ドリルすんのかいせんのかい」である。 2010年頃に、京橋花月での公演に出演した際にアドリブで成立した。公演を鑑賞し、このギャグを目撃した宮川大輔や宮迫博之がテレビ業界に紹介したのをきっかけに、2014年1月の『ドリーム東西ネタ合戦』、同年3月の『めちゃ×2イケてるッ!』など、全国ネット番組で放送されて知名度が上がり、同年5月には、なんばグランド花月の公演を鑑賞した小学生によるギャグ人気投票「小学生が選ぶ!! これがまわりで大人気! 新喜劇イチオシギャグ!!」の第1位を獲得した。 主に、ヤクザ、またはチンピラなどの悪役としての登場時に見せる叩かれリアクションギャグである。ギャグの知名度や人気が高まり、悪役以外で登場した場合や川畑座長公演回に出演した際にも披露している。 「薪雑把」そのものは新規劇場のツッコミアイテムとして頻繁に使用されているものであるが、この芸で使用される「薪雑把」は楽屋などで「ドリザッパ」と呼ばれている専用のものが使用されており、叩いた時の音の響きがよく、かつ、痛みも少ない。小道具担当者が偶然作り上げた奇跡の1本とされ、専用ケースに収められて保管されている[要出典]。 ギャグの中で「毛細血管がいっぱい詰まってるとこ、ワーキー(腋)」という箇所があるが、人体の構造として、毛細血管が一番多いのは脳でありその次に多いのは肝臓である。一方、腋部には本来であれば人体の深いところを通っている重要な血管や神経が浅いところを通っているため、このギャグは間違いである。しかしながら、それゆえに、腋は急所であるとも言えるため、「腋やめろ」というのは、むしろ、的確であるといえる。なお本件について吉田自身も過去にメディアから取材を受け、その事実を認める趣旨の回答をしたことがあり、同時にギャグ自体は続けるとしたものの、「学校のテストには書かないように。中学の皆さんには注意を促したい」とするコメントを出している。 この「(ドリル)すんのかいせんのかい」は、ACジャパン2018年度の日本臓器移植ネットワーク支援キャンペーン「意思表示すんのかいせんのかい」として、吉田とすっちー、子役の花城凛音が共演したCMでも用いられた[要出典]。 2020年以降、コロナ禍の影響により大声・飛沫の観点から封印状態となっていたが、2022年1月3日放送の吉本新喜劇お正月SPで吉田がマスクを着用した上で披露され解禁となった。
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