ドイツ軍の編成
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ヨーゼフ・ディートリヒの率いる第6SS装甲軍は、1944年10月26日に新しく編成された。同軍は武装親衛隊の精鋭師団、第1SS装甲師団「ライプシュタンダルテ・アドルフ・ヒトラー」および第12SS装甲師団「ヒトラーユーゲント」を組み込んだ。彼らは主要攻撃部隊として北部の攻撃を行い、その目標はアントワープの確保であった。 第6SS装甲軍軍直属部隊第653重戦車駆逐大隊 第217突撃戦車大隊 第394、667、902突撃砲大隊 第741戦車猟兵大隊 第1098、1110、1120、重榴弾砲中隊 第428重迫撃砲中隊 第1123K-3中隊 第2高射砲師団 (第41、43連隊) 降下猟兵大隊『フォン・デア・ハイテ』(フォン・デア・ハイテ戦闘団) 第4トート旅団 第1SS装甲軍団 第1SS装甲師団『ライプシュタンダルテ・SS・アドルフ・ヒトラー』 第12SS装甲師団『ヒトラーユーゲント』 第12国民擲弾兵師団(英語版) 第277国民擲弾兵師団 第3降下猟兵師団(英語版) 第150SS装甲旅団(英語版)(指揮官:オットー・スコルツェニーSS中佐)第600SS降下猟兵大隊 軍団直属部隊第4国民発煙旅団 (第51、53発煙連隊) 第9国民発煙旅団 (第14、54発煙連隊) 第388国民砲兵軍団 第402国民砲兵軍団 第501SS砲兵大隊 第501SS砲兵観測大隊 第2SS装甲軍団 第2SS装甲師団『ダス・ライヒ』 第9SS装甲師団『ホーエンシュタウフェン』 第67軍団 第3装甲擲弾兵師団(英語版) 第246国民擲弾兵師団(英語版) 第272国民擲弾兵師団 第326国民擲弾兵師団(英語版) ハッソ・フォン・マントイフェルの率いる第5装甲軍は、中央攻撃ルートに割り当てられブリュッセルの確保が目的となった。しかし、ミューズ川への最短ルートは第6SS装甲軍の戦区に指定されているため、最も距離のあるルートを進撃せざるを得ず、進撃のスピードを求められていた。 第5装甲軍軍直属部隊第19高射砲旅団 第207、600工兵大隊 第653重戦車駆逐大隊 第669東方大隊 第638、1094、1095重砲兵中隊 第25/975要塞砲兵大隊 第1099、1119、1121重迫撃砲中隊 第3トート旅団 第39装甲軍団 第167国民擲弾兵師団(英語版) 第47装甲軍団 第2装甲師団 第9装甲師団(英語版) 装甲教導師団 総統護衛旅団(英語版) 第26国民擲弾兵師団(英語版) 第58装甲軍団 第116装甲師団 第560国民擲弾兵師団(英語版) 第66軍団 第18国民擲弾兵師団 第62国民擲弾兵師団(英語版) エーリッヒ・ブランデンベルガーの率いる第7軍は、側面の支援と南部の攻撃に割り当てられた。 第7軍軍直属部隊第657、668重戦車大隊 第501要塞対戦車大隊 第47工兵大隊 第1092、1093、1124、1125重榴弾砲中隊 第660重砲兵中隊 第1029、1039、1122重迫撃砲中隊 第999懲罰大隊(英語版) 第44機関銃大隊 第15高射砲連隊 第1トート旅団 第53軍団 第9国民擲弾兵師団(英語版) 第15装甲擲弾兵師団(英語版) 総統擲弾兵旅団(英語版) 第80軍団 第212国民擲弾兵師団(英語版) 第276国民擲弾兵師団(英語版) 第340国民擲弾兵師団 第85軍団 第5降下猟兵師団(英語版) 第352国民擲弾兵師団 第79国民擲弾兵師団(英語版) 第15軍は再編成されたばかりで、最北部に配置された。任務はその地域のアメリカ軍勢力を固定し攻撃に最適な状況を作り出すことであった。 ドイツ空軍第2戦闘機軍団(英語版) 第3高射砲大隊 攻撃の成功には三つの点が要求されると考えられた。 攻撃は完全な奇襲であること。 悪天候であること。連合軍の制空権を無効にし、補給路が確保できること。時期は冬季のしかも豪雪期に設定された。 迅速な進撃。モーデルはミューズ川に4日で到達しなければいけないと考えた。
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