デザイン企画 有限会社オクトパス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 20:33 UTC 版)
「ザ・ファブル」の記事における「デザイン企画 有限会社オクトパス」の解説
明が働くことになったデザイン会社。マンションの一室で営業しており、室内はかなり手狭。貝沼の死後、心機一転を兼ねて近所の一軒家に引っ越す。 田高田(たこうだ)社長 演 - 佐藤二朗 酒豪で面倒見の良い性格。明とミサキをくっつけようと画策しているお節介な一面も持つ。明のことは真摯な仕事ぶりや、味のあるイラストを見て大変気に入っており、身内のように扱っている。実際に、明や洋子からとても慕われている。 小島のデリヘル開業計画では、ミサキのアルバイト先への嫌がらせ工作に巻き込まれ、小島が雇ったチンピラに襲われて大怪我を負っている。作業場でミサキを襲おうとした貝沼を明がとっさに制圧するのを目撃し、彼が殺し屋であることには気づかないものの、格闘技の実力を訳あって封印していると推察した。 洋子宅でクリスマスパーティーを開いた際には、洋子との飲み比べに応じて泥酔したり、居眠りの振りをした洋子を寝床に運ぶ姿を見せ、彼女に父性を感じさせた。 明が退職を申し出たときは、非常に寂しがってはいたものの温かく受け入れた(元々明が経験がほしいと話していたことからいずれその日がくることを想像はしていた様子)。 清水岬(しみず みさき)/ ミサキ 演 - 山本美月 明の住む一軒家の近くにあるアパートで一人暮らしをしている女性。22歳。父親の借金を返済した後に自分で店を開く夢を持っており、オクトパス以外にもアルバイトをいくつか掛け持ちしている。かつては報酬目当てにグラビアアイドルやセクシービデオモデルをしていたことがある。明が金髪のチンピラとキックボクサーに襲われた(明は正体を隠すためわざと殴られ鼻血を出し、泣いて怯える演技をした)時に出会い、働き口を探していた彼をオクトパスに紹介した。海老原は苦労人の彼女を密かに見守っており、彼女が小島のデリヘル開業計画に引き込まれた時には、海老原の依頼を受けた明が救出に向かった。佐藤兄妹にとって特別な存在である。 明に対しては、出会った時の印象からひ弱で泣き虫というイメージを持っていたが、徐々に男性として意識するようになる。 山岡の一件で佐藤兄妹の正体を知ってしまい、一時はどのように接してよいかわからなくなっていた。しかし、自身の周辺で起きた事件から佐藤兄妹が自分をずっと守り続けていてくれたことに気づき、2人にずっとそばにいてほしいと願っている。 山岡の件が終わったのち、明から結婚を申し込まれ快諾した。諸々の事情を全て知ったうえで内縁の関係となることも何も問題にしておらず、幸せな様子である。明が旅に出たあとも定期的に連絡を取り合っている。 貝沼悦司(かいぬま えつじ) 演 - 好井まさお 陰気な雰囲気を持つストーカー気質の青年。眼鏡をかけている。 過保護に育てられ、いかなる時も自分は悪くないと思い込む性格で、宇津帆の「ニワトリビジネス」に親ともども狙われることとなった。 ミサキに想いを寄せているが正面からアプローチすることができず徐々に暴走。彼女のデイパックから自宅の鍵を盗んで合鍵を作り、部屋へ不法侵入して隠しカメラを設置し盗撮するなどし、強姦まで企てるようになる。 ミサキへの盗撮などが宇津帆たちに察知され、母親が和解金の名目で6000万円を払わされる。そのことからミサキへの想いが殺意へと変わり、事務所内で包丁を手に襲いかかったところを明に阻止される。さらに貝沼本人は宇津帆たちに拉致され、失踪を装って殺害されそうになる(行方不明扱いにした後、興信所として捜索を請け負いさらに金を搾り取るため)。山中に停められた車から頭に袋をかぶされて後ろ手に縛られた状態で脱出するも、崖から落下して死亡。遺体は増水した川に流され、後日発見された(映画版では井崎に誤って車で轢かれ死亡している)。
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