ディノリアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 07:15 UTC 版)
「ぼくらはカセキホリダー」の記事における「ディノリアン」の解説
恐竜時代から地球を母星にしようと計画していた半人半竜の宇宙人。当初は失敗で終わってしまったが、現代になって計画を再度実行しようと企む。退化光線を利用する事で人類を絶滅させる事を目的していたが、原動力であるハニワを四つ地上に送ってしまったため、それを回収するためにBB団を利用した。だが主人公の活躍とデュナの裏切りにより計画が乱れ、更に主人公がディノキングを倒した事で計画は失敗で終わった。だが彼らの計画が惑星を食する凶悪な生命体ガジガージを呼び寄せてしまったために、ガジガージを止めるために主人公をサポートするようになる。そしてガジガージを倒した後、人間はディノリアンの存在を認めるようになり、以後共存するようになる。(ただし、エンディング後でもまだ宇宙船内にいる) 漫画版ではハニワが登場しなかったために、計画の進行は多少異なった方向へ進んでいた。 デュナ 長いブロンド色の長髪に白いドレスを着ている少女だが、これはあくまでも仮の姿で、その正体はディノリアンの地球母星化計画を実行させるために送り込まれたエージェントである。そのため、普段は赤紫の長髪に青緑の皮膚、更に長い尻尾を持っている。最初は行き詰った主人公を少しだけ手助けしたが、マグマグ火山においてマグマの熱で変身ホログラフィーが解かれた事で正体を見破られ、口封じのために主人公を襲う。しかし途中で岩の下敷きになってしまった所で主人公に助けられ、そのきっかけに人間の存在意義に関して改めて考え直すようになる。その同時に主人公に対する好意も覚えるようになり、この瞬間から彼女はペルゼットと並ぶ第2のヒロインとなる。やがて計画のために激しく動き始めたディノリアンを阻止するため、彼女は自らの種族を裏切るつもりで主人公側に立ち、共に行動するようになる。ガジガージ戦前に彼女を選んだ場合、ガジガージの爆発から逃れるために主人公と一緒にストーンスリープで脱出するのだが、何かしらの失敗で彼女だけが復活出来なくなってしまう。だがディグディグ族の族長から伝授したコシふりダンスの効果により、無事復活した。戦闘になるとベロキラプトルの姿に変身する事が出来、エンディング後ではある条件を満たすとリバイバーの一種として加わる。 漫画版ではBB団壊滅後に登場し、テジーに化けた恐竜ロボを使ってカセキアムを襲うが、リュウマとサムライの協力によって失敗。更に再び恐竜ロボを使ってガラギャオスタウンに襲撃するが、リュウマの活躍により再び失敗した。だが今度は恐竜ロボの首が破壊されたために暴走し、彼女自身にも危機に迫っていた最中にリュウマに助けられ、更に彼とリバイバーの協力により暴走する恐竜ロボを阻止した事により、人間に対する存在意義を改めて考え直すようになる。だがこの行動が他のディノリアンに対する裏切り行為となり、帰還後に囚われるが、再びリュウマに助けられる。それ以降から彼女はリュウマと行動するようになり、ガジガージ戦まで活躍するようになる。これにて原作同様リュウマに対する好意はあったかどうかは不明。ちなみに少女の口調で話す原作とは違って、男勝りな口調で話す。 ロキ 紫色の髪と青緑の皮膚を持ったディノリアンの男であり、デュナと同じように地球母星化計画を実行させるために送り込まれたエージェントである。デュナとは違って人間に対する深くて強い憎しみを持っているため、考えを改めたディノキングに逆らってまで退化光線を発射させようとした。その行動の結果何も起こらなかったが、その代わりガジガージを呼び寄せてしまう事になってしまい、自分の過ちを後悔していた。だがガジガージが破壊された後、エンディングでは人間との共存を認めるようになり、自分の考えをようやく改めるようになる。デュナと同じようにベロキラプトルの姿に変身する事が出来、エンディング後ではある条件を満たすとリバイバーの一種として加わる。 漫画版では原作とは違ってリュウマに助けられた事により、否認しながらも少しずつ人間の存在意義に関して改めて考え直すようになる。そのため、原作とは違って早くもリュウマ側に立つようになる。リュウマの活躍を否定する事が多いが、そのせいかよくペルゼットに突っ込まれるほどパシリ扱いとされている。だが彼女に振り回されたためか、最終回で彼の性格が少々明るくなったようにみえた。 ディノキング 白い長髪に赤紫の角、そして青緑の皮膚を持った、その名の通りディノリアンの王。地球母星化計画を実行しようとしていたが、主人公の活躍によりその計画は失敗し、更にそんな主人公とリバイバーの強い絆を感じた事により、人間に対する存在意義を改めて考え直すようになる。だがロキが誤ってガジガージを呼び寄せてしまった事で、地球を守るために主人公と協力するようになる。エンディングでは、ディノリアンの中で唯一人間を憎んでいたロキを説得し、ようやく彼を理解させた事で、人間との共存を成立させるようになる。ティラノザウルスのような姿に変身する事が出来、エンディング後ではある条件を満たすとリバイバーの一種として加わる。 漫画版ではリュウマに破れても、それでも計画を実行するために退化光線を起動させようとした。光線のメインコントロールが破壊されたために阻止する事が出来ないが、唯一の方法は宇宙船ごと破壊しなければならないとの事。だがリュウマとデュナが恐竜ロボを使って、発射時間まで砲台の位置を変えようとした。そんなリュウマが人間だけでなく、敵であるはずのディノリアンまでも守ろうとした勇敢さと優しさを感じたディノキングは、他のディノリアンと供に大量の恐竜ロボを送り込み、リュウマとデュナに援護した。
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