チーム天晴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 08:04 UTC 版)
空乃天晴 声 - 花江夏樹 本作の主人公。金魚のように跳ね上がった赤い髪が特徴。19歳。江戸幕府との取引経験もある商家「空乃屋」の次男だが、カラクリ好きで「実験」と称しては破天荒な振る舞いを繰り返すため、姉を除く家族にも疎まれている。発明に夢中になるあまり周囲が見えなくなる癖があり、人付き合いも悪いが、レースが進むにつれて不器用ながらも仲間に対する思いやりや、ライバルに対して義理堅い一面を見せるようになるなど人間的な成長を見せている。 牢に入れられても合鍵を作って脱獄したり、ゼンマイアシスト付き二輪車(現代のセグウェイに酷似)を作成したりと、メカニックとして並外れた技術力を持つ。ジュール・ベルヌの『月世界旅行』を愛読しており、誰も行ったことのない場所を目指して物作りに全力を注ぐ。 家族構成は父の角蔵(声 - 星野充昭)、母(声 - 伊沢磨紀)、兄の半兵衛(声 - 市来光弘)、姉の綾音(声 - 山村響)。 一色小雨 声 - 山下誠一郎、田村睦心(9歳) 天晴の住んでいた町にある剣術道場「半月一刀流」の師範代。21歳。ふみ(声 - 黒沢ともよ)という妹がいる。チーム天晴のリーダーを自称しているが、全くリーダー向きではない心配性かつ臆病な性格が災いして誰からも相手にされていない。 上司の黒田長照(声 - 浦山迅)からの指示で天晴の監視役となり、破天荒な天晴のブレーキ役も担うが、大抵押し切られてしまっている。 刃物の扱いが巧みで、幼い頃に母親を亡くしてから妹の面倒を見ていたため料理も得意。相手の構えから動きを読む術に長けており、それを活かして金稼ぎのため殴られ屋の大道芸をした際にはプロボクサーも含めて全ての客のパンチを見切って躱すなど剣士として非凡な能力を持つ(銃口の位置から相手の動きを読めれば至近距離からの銃撃でも避けられる)が、幼い頃に母が自分を庇い斬られて死んだ経験から銃などの武器がトラウマになっているため、命がけの戦いでは身が竦んでしまい発揮することができずにいた。だが、敵に捕らえられた天晴達を助けるため己の過去を断ち切り、単身で銃を持つ敵5人を倒すとともにホトトの父を殺した相手を斬って仇を討った。 ホトト 声 - 悠木碧 ネイティブアメリカンの少年。11歳。父を殺して土地や馬を奪った「首に蛇のタトゥーが入った男」を探して1人旅をしていたところで天晴達と出会う。年齢の割に達観しており、大切なものを守るためなら大人相手にも臆せず戦いを挑む誇り高さも併せ持つ。土地勘のない2人にアメリカの地理や気候を教えたり、釣った魚を提供するなど協力的な一面もあるが、子供扱いされることを嫌う。良くも悪くも自分に対して正直に生きる天晴のことを素直に尊敬する一方、小雨のことは臆病者と下に見ていたが、父の仇を討ってからは態度を軟化させている。 新ホトト ホトトがギル一味(偽)に捕まった際、小雨が彼らの野営地にホトトを捜しに訪れた際、チェイスの座っている箱の中にホトトが捕まっていると推測して箱を開けたものの、中にはホトトではなく一匹のプレーリードッグがいた。窮地に陥るかと思われた小雨だが、プレーリードッグを「ホトト」と名付けることでその場を切り抜けることに成功。それ以降一行のペットとして仲間入りしたが、「ホトト」という名前に反応するため、以降もその名で呼ばれている。
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