ダート交流重賞を席巻とは? わかりやすく解説

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ダート交流重賞を席巻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 03:00 UTC 版)

ホクトベガ」の記事における「ダート交流重賞を席巻」の解説

エンプレス杯圧勝したホクトベガは、その後函館記念毎日王冠天皇賞(秋)などレースに5戦出走したが、いずれも敗れて1995年終える。この結果受けて陣営翌年からの本格的なダートへの参戦決め手始めエンプレス杯条件が同じ1996年1月24日川崎記念出走させた。 このレース第1回ドバイワールドカップ出走予定日本が誇るダート最強馬・ライブリマウント壮行レース考えられており、レースでも1番人気に推されていた。他の出走馬も「打倒ライブリマウント」を掲げてJRAからトーヨーリファール船橋期待のアマゾンオペラなど、中央地方問わず当時ダート戦線精鋭たちが顔を揃えていた。しかし蓋を開けてみれば、3コーナー先行するライブリマウントかわして先頭立ったホクトベガは他馬を全く寄せ付けず、2着・ライフアサヒ(名古屋)に1秒(5馬身差をつける圧勝交流競走2勝目を飾る。ホクトベガから6馬身差の3着に敗れたライブリマウント陣営はこの結果ショックを受け、ライブリマウント壮行レース考えていた周囲にも動揺広がったという。 大差勝ちではなかったものの、エンプレス杯パフォーマンス再現できたと考えた陣営は、その後ダート中央地方交流競走照準定めフェブラリーステークスダイオライト記念勝利群馬記念ではレースレコードも記録する。そして帝王賞で5連勝を飾るとともにヒシアマゾン生涯獲得賞金額を上回り牝馬獲得賞金額の新記録を樹立ホクトベガのあまりの強さ出走回避相次いで6頭立てとなったエンプレス杯で2着のスピードアイリスに8馬身差をつけて悠々と連覇飾りジャパンブリーダーズカップ協会設けた1億ボーナス獲得すると、秋の初戦となったマイルチャンピオンシップ南部杯で7連勝達成した陣営は、もしダート戦で敗れた潔くその時点で引退させる方向であったが、レースコース・距離・馬場状態出走馬顔ぶれに関係なく、レース始まってみれば3・4コーナーでの一捲りだけで圧勝してしまい、敗れ要素は何も見つからなかった。 出走条件4歳以上牝馬変更となったことで3年ぶりに参戦した11月10日エリザベス女王杯(4着)を挟み浦和記念勝利南関東4場全てでの重賞勝利達成するレースは2着・キョウトシチー3/4馬身差に詰め寄られるものであったが、内容危なげないものであった続いて出走した有馬記念は9着に終わるが、結局1996年ダートで8戦8勝、前年エンプレス杯から続くダート交流重賞連勝記録を9に伸ばすなど凄まじい成績残しこの年JRA賞最優秀ダートホース選出。またJRA所属馬のためにNARグランプリ受賞資格はなかったが、特別表彰という形で表彰を受ける。そして1997年最初のレースとして川崎記念出走し楽々独走して連覇達成ダート交流重賞10連勝通算16勝目挙げグレート導入以降JRA所属馬の最多勝利記録更新した。このレースホクトベガ国内におけるラストレースとなることが事前に発表されており(後述)、スタンド改築工事であったために実質30000程度収容能力しかなかった川崎に2倍近いおよそ59000人もの観客来場ロジータ引退レースとなった1990年川崎記念上回る混雑となったこのようにホクトベガ出走する日の競馬場では入場者数レコード記録し、さらに勝ち続けたことでファン期待裏切らなかった。特に1996年6月19日帝王賞では、大井競馬場定員はるかに上回る77818人が来場。これは大井競馬場入場者数昼夜通じて最高記録である。 ダートグレード競走導入前夜のため、数字上で重賞4勝・GI1勝にとどまっているが、競走実績人気鑑みれば、ホクトベガ紛れもなく1990年代におけるスターホース一頭である。

※この「ダート交流重賞を席巻」の解説は、「ホクトベガ」の解説の一部です。
「ダート交流重賞を席巻」を含む「ホクトベガ」の記事については、「ホクトベガ」の概要を参照ください。

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