タラカンの戦いメナドの戦いとは? わかりやすく解説

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タラカンの戦い・メナドの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 07:58 UTC 版)

蘭印作戦」の記事における「タラカンの戦い・メナドの戦い」の解説

ダバオ戦い先立つ12月19日南方軍ジャワ島上陸日程開戦時計画から1か月繰り上げる方針固めていた。これは、マレー沖海戦イギリス軍の2隻の戦艦撃沈され、地上部隊快進撃続けるなど、主にマレー方面において戦況極めて有利に進展していたためである。 両支隊1941年12月20日ダバオ上陸した三浦支隊先行して上陸したが、海軍機の誤爆受けて50名の戦死者出したため、坂口支隊主力追加投入余儀なくされた。両支隊同日中に在留日本人救出して飛行場占領し25日には坂口支隊一部をもってホロ島攻略した坂口支隊損害は両作戦合わせて戦死22であった1942年1月11日オランダタラカンメナドへの進攻をもって蘭印作戦開始された。1月11日未明坂口支隊と呉第2特別陸戦隊(呉二特)はボルネオ島北部油田地帯タラカン島上陸したタラカン蘭印軍1,400名が守備していたが13日降伏した。しかし沿岸砲による砲撃日本軍掃海艇2隻が撃沈され、海軍戦死156名を出した坂口支隊戦死は7名にとどまった同じく11日海軍単独によるセレベス島メナドへの進攻が行われた。(メナド戦い英語版))佐世保連合特別陸戦隊佐連特)直率部隊及び佐世保第1特別陸戦隊(佐一特)(兵力合計1,800名)がメナド西岸に、佐世保第2特別陸戦隊(佐二特)(兵力1,400名)が東岸上陸し海軍空挺部隊横須賀第1特別陸戦隊(横一特、司令官堀内豊秋中佐)の落下傘兵334名がランゴアン飛行場空挺降下した。これは日本軍としては史上最初空挺作戦であったが、陸軍配慮して報道発表留め置かれた。日本軍の損害はほとんどなかった。 翌12日日本政府は「日蘭間に戦争状態が存在する至った」旨の声明発したミンダナオ島南部ダバオ蘭印作戦前進基地となりうる地勢有していた。また、主にマニラアサ栽培関係する在留日本人2万人が居住し早期にこれを保護する必要があった。 日本進攻当初大日本帝国軍旗を振って日本私たちの兄」「大日本」などの支持を叫ぶインドネシア人から熱意をもって歓迎された。プラムディヤ・アナンタ・トゥールは、「日本軍到着と共にほぼ全員希望満ち溢れていた、例外オランダ人のために働いていた者だけだった」と述べている。また、インドネシアには「インドネシア民族長い間異民族支配されるが、やがて北の方から黄色い肌の民族がやってきて、白人追い払いしばらくの間統治するが、トウモロコシの実るころまでに去りその後には独立訪れる」という「ジョヨボヨ(英語版)」という伝説があり、この伝説も日本への期待感助長しとみられる

※この「タラカンの戦い・メナドの戦い」の解説は、「蘭印作戦」の解説の一部です。
「タラカンの戦い・メナドの戦い」を含む「蘭印作戦」の記事については、「蘭印作戦」の概要を参照ください。

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