スニーズ

実用日本語表現辞典

sneeze

別表記：スニーズ

「sneeze」とは、鼻にほこりやウイルスなどの異物が入った時にそれを排除しようと引き起こされる「くしゃみ」のことを意味する英語表現である。

「sneeze」とは「sneeze」の意味

「sneeze」とは、「くしゃみ」のことを表す英語表現である。くしゃみとは、一回または複数回、深い吸気をしたあと肺内圧が急激に上昇し、呼吸筋が強く収縮して鼻腔内や口腔内から空気と共にちりやほこりなどの異物やウィルスを吹き飛ばすことである。私達の身体は、鼻腔内で異物を感知するとヒスタミンがでるようになっている。ヒスタミンが出ると、脳がそれらを排出するように判断するため、くしゃみが起きて体外に異物が排出されるという仕組みとなっている。また、ちりやほこり、ウイルスなどの異物だけでなく、自律神経の乱れなどが原因でくしゃみが引き起こされることもある。冷たい空気も鼻の粘膜を刺激することがあり、くしゃみは寒い日や寒い場所で起こりやすいとされる。季節の変わり目など寒暖差が大きい時に寒さでくしゃみや鼻水などの症状が起きることを寒暖差アレルギーと呼んでいる。

「sneeze」は、「くしゃみ」という名詞で用いられているほかにも、「くしゃみをする」という意味の動詞として使用することができる英単語である。特に日常会話の中で「sneeze」という英語表現を使用する場合は、くしゃみをしたあとに周りの人に報告する形で「sneeze」を使うため、「sneezed（くしゃみをした）」という過去形で使用されるケースが多い。

また、誰かに向かってうっかりくしゃみをしてしまった行動を表すときには、「sneeze at」と表現する。通常、人といるときにくしゃみをするときには、相手にくしゃみがかからないように顔をそむけたり、口で手を押さえたりするが、そういった配慮をしない人に対して配慮が足りないと蔑視する傾向がある。この「物事（くしゃみ）を軽んじる」ということから派生して「sneeze at」は「バカにする」という意味でも用いられている。

アメリカでは、側にいる人がくしゃみをすると「Bless you.（お大事に）」と言う。これは、「God bless you.（神のご加護がありますように）」という言葉がスラング用語として広まったもので、くしゃみの音を聞いたら反射的に出てしまうほど広く使用されている言葉である。

「sneeze」の発音・読み方

「sneeze」の読み方は「スニーズ」であり、発音記号は「sníːz」である。

「sneeze」の語源・由来

「sneeze」の語源は、古英語「fnēosan」であり、「fnēosan」には、「激しく呼吸してくしゃみをする」という意味がある。「fnēosan」は中英語期に「fn」から「sn」に変形したと言われており、この言葉が「sneeze」の由来とされている。

「sneeze」の類語

「sneeze」の類語には、「cough」がある。「cough」とは、「咳」や「咳き込む」などの意味を持つ英単語である。くしゃみとせきは呼吸器症状という意味では類語になるが、反応が起きるときの仕組みが異なる。くしゃみは鼻腔が刺激されたことによって引き起こされる現象であることに対して、咳は喉や気管の粘膜が刺激されて引き起こされる現象のことである。

「sneeze」の使い方・例文

・sorry,I was sneezed.（ごめん、くしゃみが出ちゃった）
「sneeze」を「くしゃみをする」という意味で使用した例文である。うっかりくしゃみをしてしまったことを周囲の人に謝っていることから、過去形である「sneezed」が使用されている。

・I bore it so that there was not sneezing.（くしゃみがでないようにこらえた）
「sneeze」を「くしゃみをする」という意味で使用した例文である。現在分詞型の「sneezing」が使用されているため、まさに今くしゃみをしないようにこらえていると言うニュアンスとなる。

・He sneezed at the work（彼はその仕事を鼻で笑った）
「sneeze」を「鼻で笑う」という意味で使用した例文である。自分の能力で簡単にこなせる仕事を任されたことを、小馬鹿にする態度であしらっている様子が分かる文章である。

（2023年4月7日更新）

ウィキペディア

スニーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/26 09:17 UTC 版)

株式会社スニーズ（英: SNEEZE INC.）は、東京都新宿区に本社を置く日本の企業。主にメンズ脱毛サロン「レイロール」を日本全国で運営する。