スタジアムと練習施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 03:01 UTC 版)
「PSVアイントホーフェン」の記事における「スタジアムと練習施設」の解説
1911年1月、5歳のフリッツ・フィリップス(後にフィリップス社のCEOとなる)によってフィリップス・エルフタルの落成式と初試合が行なわれたが、クラブはまだ創設されていなかった。スタジアムの近隣はフィリップスドルプ(フィリップス村)と呼ばれ、アイントホーフェンの中心部からほど近かった。1913年にクラブが創設してからも、ホームスタジアムは一貫して同じ場所にある。クラブ創設当初はフィリップス・スポルトパルクと呼ばれ、300人収容の小規模なグラウンドだった。1941年には18,000人収容のスタジアムとなり、第二次世界大戦で被災したが、1958年には再び改築されて22,000人収容となった。2000年と2002年にも角部分の改修工事が行なわれ、現在のフィリップス・スタディオンという名称、サッカーの試合開催時の収容人数35,000人に落ち着いた。収容人数を45,000人まで拡張する計画があり、仮に2018 FIFAワールドカップの開催地がオランダ・ベルギーに決定していた場合には計画の実施が決定的だったが、2010年12月に行なわれた投票でFIFAワールドカップの開催地はロシアに決定した。 2000年にオランダとベルギーで共同開催されたUEFA EURO 2000の際には開催地のひとつとなった。2006年にはUEFAカップ決勝の開催地となり、セビージャFC(スペイン)がミドルズブラFC(イングランド)を下して優勝した。2000年代の10年間は1試合平均観客数が31,000人から34,000人で推移しており、アヤックス、フェイエノールトに次いでオランダ第3位である。観客席は全席固定座席で屋根に覆われ、全席が暖房設備を有している。2005年夏にはピッチ周りの高いフェンスが取り除かれ、高さ90cmの手すりに代えられた。許可なくピッチに侵入すると15,000ユーロの罰金と10年間のスタジアム入場禁止処分が科せられる。 スタジアム内にはレッドミシュランオランダ版で1つ星の認定を受けたレストラン (Avant Garde) があり、サッカーの試合を観戦しながら食事を行なうことが可能である。オランダ国内でレッドミシュランの星付きレストランを抱えるスタジアムはここだけである。スタジアムから約3.5km北西にはデ・ヘルドハンフ(De Herdgang)と呼ばれる練習施設があり、天然芝や人工芝のピッチを持つ複合施設である。トップチームは練習を一般公開することもあり、また下部組織(ヨング・PSV)の拠点もデ・ヘルドハンフである。デ・ヘルドハンフの近くにはフィリップス・ヨンフパルクという緑豊かな公園がある。 エールディヴィジのビッグ3の1試合平均観客数シーズン平均観客数アヤックスPSVフェイエノールト1997-98 48,423人 27,865人 25,042人 1998-99 41,275人 26,550人 31,231人 1999-00 40,866人 28,441人 31,532人 2000-01 36,280人 31,735人 37,609人 2001-02 36,328人 31,494人 39,903人 2002-03 47,571人 33,106人 43,124人 2003-04 48,996人 32,853人 41,412人 2004-05 48,031人 31,806人 39,329人 2005-06 46,006人 33,088人 41,294人 2006-07 48,551人 33,601人 40,676人 2007-08 49,092人 33,576人 44,853人 2008-09 49,014人 33,406人 44,044人 2009-10 48,681人 33,424人 43,882人 2010-11 47,316人 33,612人 42,124人 2011-12 50,417人 33,353人 44,781人 2012-13 50,490人 33,082人 45,147人 2013-14 50,907人 33,553人 45,606人
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