スイス親善文化大使と独島愛キャンペーン
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「キム・テヒ」の記事における「スイス親善文化大使と独島愛キャンペーン」の解説
2005年、キム・テヒは弟のイ・ワンとともにスイスの政府観光局からスイスフレンズ(スイス親善文化大使)に選ばれ2月17日に任命式が行われた。5月3日から5月10日にはスイス各地を旅行し多彩な伝統文化体験プログラムに参加した。その様子はスイス政府観光局やマスメディアから写真や動画映像付きで報じられた。 また、このスイス滞在中の4月30日より、領有権が争われる竹島は韓国領土(独島)であるとアピールする「独島愛キャンペーン」をキム・テヒとイ・ワンの両名がおこなう予定であると『朝鮮日報』など一部の韓国メディアが報じた。"独島は我らの領土"と書かれたTシャツを着、同じ曲名の歌の音楽CDを配布するとのことだった。次いで二人がこれを実施したことや舞台表裏の駆け引きなどを韓国のインターネットメディアが報道している。 その後日本のネット上でキム・テヒが「スイスで独島だけでは無く対馬や台湾も韓国の領土だ。日本メディアのインタビューも受けたくない」と主張したとの話が広がり、反日女優は日本に来るなと反発を受けた。 キム・テヒが2011年にドラマの日本進出する際に、韓国では、ほぼ全てのメディアが2005年にキムが独島愛キャンペーンを行った事に触れながらドラマ日本進出の報道をした。英字紙のコリア・ヘラルドも2012年、キム・テヒが「独島主権」をテーマにした音楽CDと 「独島は我々の土地」と書いてあるTシャツをスイスで配ったと報じた。 また、韓国KBS局によると、キムが独島キャンペーンを行ったことにより、日本の一部のネット利用者の間では「キムが日本が嫌いと言った」という噂が広がるなど、キムに対する反感が見られ、2011年の花王抗議デモにおいても参加者がキムを「反日俳優」として糾弾するビラを配布した。2011年11月参議院総務委員会において参議院議員片山さつきが、民放テレビ局の韓流偏重問題の一環として「キム・テヒさんと言う女優がおり、独島愛キャンペーンのキャンペーン女優である。韓国には沢山良い女優がおられるが、このキャンペーンをやっている女優は一人だけで有る。その女優が日本の民放のドラマに主役として出演している。」と疑義を表明した。2011年9月に自身が主演するドラマの宣伝のため来日したキムは、産経新聞によるインタビューで過去に政治的発言が報道されたことに話を向けられると、「私は理数系の人間で、歴史や政治のニュースにはウトいので。もっと勉強しなくてはいけないと思います」とはぐらかした。 さらに、2012年2月にロート製薬が自社製品の「雪ごこち」のCMに過去に独島キャンペーンを行ったキムを起用したことが日本に伝えられると、ネット上でロート製薬への批判が殺到し、キムが来日して行う予定だったCM発表記者会見が中止された。この件については2012年3月10日に韓国SBSの「それが知りたい『誰がキム・テヒを追い出したか?』」でも放送された。産経新聞の黒田勝弘は、韓国芸能人には韓国での「人気管理」のためか、このような反日・愛国パフォーマンスをやる者がいるとし、このCM発表会が中止された件を挙げて、「反日をやりながら日本のテレビ広告に出るというキム・テヒは大胆?それとも甘え?」と述べた。
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