ジミー・ハスラムオーナー時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 23:46 UTC 版)
「クリーブランド・ブラウンズ」の記事における「ジミー・ハスラムオーナー時代」の解説
2012年、ドラフトでトレードアップにより、全体3位でRBトレント・リチャードソンを指名、もう1つのドラフト1巡指名権でQBブランドン・ウィーデンを指名した。8月にジミー・ハスラムがチームを買収し新オーナーとなった。マイク・ホルムグレン球団社長は退き、5勝11敗でシーズンを終えた後、パット・シューマーヘッドコーチ、トム・ヘッカートGMは解任された。 2013年1月、カロライナ・パンサーズのオフェンスコーディネーター、ロブ・チャドジンスキーが新ヘッドコーチに就任した。またオフェンスコーディネーターに、前年までサンディエゴ・チャージャーズのヘッドコーチを務めていたノーブ・ターナーが就任している。2013年シーズン、わずか4勝に終わったチームは一年でチャドジンスキーを解任した。 2014年はバッファロー・ビルズのディフェンスコーディネーターであったマイク・ペティンをヘッドコーチに迎え、ドラフト1巡目でハイズマン賞受賞者のQBジョニー・マンジールを獲得したが7勝9敗で地区最下位に終わった。 2015年は3勝13敗に終わり、シーズン終了後ヘッドコーチとGMは解任され、飲酒や恋人への暴力など問題の絶えなかったマンジールは放出された。 2016年はシンシナティ・ベンガルズのオフェンシブコーディネーターであったヒュー・ジャクソンをヘッドコーチに迎え、ロバート・グリフィン3世を獲得したが1勝15敗でまたしても地区最下位に終わり、NFLでも最低の成績となった。グリフィンはシーズン終了後放出された。北地区成立後の15年間で、これが12度目の地区最下位であり、その間の最高順位は2位、プレーオフに出たのはワイルドカードで一度だけである。 2017年も開幕から連敗を続けて早々とNFL最下位が決定し、シーズン途中でGMが交代となった。レギュラーシーズンは16戦全敗で終え、7年連続して地区最下位に終わった。レギュラーシーズンが16戦になってから全敗したのは、2008年のデトロイト・ライオンズに次いで2チーム目である。またドラフト全体1位指名権を2年連続獲得することとなった。 2018年、NFLドラフトで全体1位の指名権を獲得し、オクラホマ大学のベイカー・メイフィールドを指名した。シーズンでは3試合目のニューヨーク・ジェッツ戦、ルーキーQBのメイフィールドが途中から出場し、ほぼ2年ぶりの勝利をあげることができた。だが10月29日、2勝5敗1分だったチームはHCのヒュー・ジャクソンを解任して、DCグレッグ・ウィリアムズが臨時HCとなった。その後は好成績を上げて地区最下位は脱したが、プレーオフは逃した。シーズン後、OCのフレディ・キッチンズがHCとなった。 2019年も同様に最下位は脱したもののプレーオフは逃した。シーズン最終日、キッチンズは解雇された。翌日にはGMのジョン・ドーシーも解雇された。HC後任はミネソタ・バイキングスのオフェンシブ・コーディネーターのケヴィン・ステファンスキーとなった。GM後任には32歳のアンドリュー・ベリーがNFL最年少で就任した。 2020年、各チームが新型コロナウイルス感染症に翻弄されるシーズンとなった。ブラウンズでは第16週のニューヨーク・ジェッツ戦前、WRの感染者が発覚し、他のWRが濃厚接触者と認定されたことにより、WRを全員欠いた状態でジェッツ戦を戦い、敗北した。このような不測の事態に遭ったものの、11勝5敗の地区3位でレギュラーシーズンを終え、第6シードで18年ぶりにプレーオフに出場を決めた。プレーオフ初戦は、コロナウイルス感染発覚で、ヘッドコーチ並びに他の3人のコーチと2人の選手とともにプレーオフ初戦の出場を禁止される苦境に立たされたが、同地区首位第3シードのピッツバーグ・スティーラーズをビジターで破り、スティーラーズの本拠地ではレギュラーシーズンを含み17年ぶりの勝利をあげた。プレーオフ第2戦のディビジョナル・プレーオフに26年ぶりに臨んだが、第1シードのカンサスシティ・チーフスに敗れ、シーズンを終えた。 2021年は、最終週を残して地区内の全4チームのゲーム差が3以内という混戦となるもプレーオフを逃し地区三位となった。プロボウル3回出場のWRオデル・ベッカムは、QBメイフィールドとの確執が騒動となり、移籍を希望してシーズン中の11月にロサンゼルス・ラムズに移った。左肩を負傷していたメイフィールドは最終戦を待たずしてチームを離脱し、手術を受けることになった。2022年3月18日、デショーン・ワトソンと2024年5巡目指名権を、2022年、2023年、2024年ドラフトの1巡目指名権、2023年の3巡目指名権、そして2024年の4巡目指名権と引きかえにヒューストン・テキサンズからトレードで獲得した。
※この「ジミー・ハスラムオーナー時代」の解説は、「クリーブランド・ブラウンズ」の解説の一部です。
「ジミー・ハスラムオーナー時代」を含む「クリーブランド・ブラウンズ」の記事については、「クリーブランド・ブラウンズ」の概要を参照ください。
- ジミーハスラムオーナー時代のページへのリンク