シャクマ一行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 14:45 UTC 版)
シャクマ 剛魔神一族の王子で同一族の元に生まれ落ちた伝説の戦士。戦う事しか考える事が出来ない戦闘狂で、実際、生まれ持った剛力は天下一品である。だがアネスと共に赴くイシュタルへの旅の中で、力で弱いものを虐げる者とその様に命すら落としてなお泣き続ける人々の姿や、力を追い求めたが末に自滅していく者の姿を目の当たりにし「本当の強さとは何か」という事に疑問を持つようになり、徐々に成長していく。 幼少期の、シャーマン族との戦争終結時、剛魔神族の降伏のあかしとして、力を封印されておりその影響で普段の姿は子どもなのだが、実年齢は14歳。作品初期は封印によって両腕が拘束されていた。力が増したことで腕を拘束していた封印の宝珠は腕に絡みついた形になって戦えるようになるが、アネスと王者の笛の力により封印が完全に解かれると本来の青年としての姿を取り戻す。 アネス いきなりシャクマの元に振ってきたネコ型獣人(獣魔人)の少女。おしとやかで心優しいが、過去の記憶を失っている。必然的にパーティーの中でおさんどんを引き受け、本人もそれを喜んでいるが、実は料理経験も無いらしく出来上がる料理は命に係わるレベルでマズい。なぜか、シャーマン王が施したシャクマの本来の力の封印を部分的にではあるが解く事が出来る上、ラブレスの魔法にもある程度干渉が出来るなど、シャーマン王族と何らかのかかわりがあるかのような描写が当初からなされている。影ラブレス ランドールの魔法によって分けられてしまったラブレスの良心と愛情でありアネスの正体。他ならぬ本来のラブレスの心であり、それが実態を得た姿。記憶喪失であるのも、分かたれたラブレスの悪しき心の側がそれを独占していたためで、獣魔人の姿であったのは悪しき心のラブレスが「ラブレスは二人もいらない」と魔法によりその姿を変えさせたためである。ゆえに本来の姿はラブレスと瓜二つ。 真ラブレス アネス(ラブレス)の本来の姿。アネスの心(ラブレスの良心)がラブレスの体の中で打ち勝ち、本来の姿を取り戻した状態。長い金髪に翠の瞳、背中に4枚の翅を持つグラマラスな美女。 イルベス シャクマたちが旅の途中で出会った人間種族の少年。普段は狩人として生計を立てており、弓矢の腕は抜群である。本作世界観での人間種族はシャーマン族と剛魔神族の争いに翻弄された「力無き弱者」であり、その上で住んでいる村が、シャーマンの魔法を使う男ラセツの横暴に悩まされていたために、当初はシャクマたちを嫌っていた。(ラセツが魔法で他種族から変異させられた獣魔人を使役していたり、シャクマが戦い以外に興味を示さないために当初は人間の村を見捨てようとしたのが原因)だが、アネスに惚れ込んでシャクマたちと関わるうちに偏見が徐々に軽減されていく。年頃の少年らしく異性に対しては異様に惚れっぽく、後にホーリーにも色目を向けるようになり、どちらを選ぼうかと本気で悩んだあげく、アネスがシャクマ一筋となっている事もありホーリーに対して誠意を向けるようになる。 ミーくん シャクマたちの元に迷い込んできた火吹き竜の子ども。普段は小動物程度の大きさでラブリーだが、ダメージを受けると本来の姿を現して炎を吐く。大喰らいで悪食のためアネスの作るクソマズイ食事も一気にたいらげる。そのためアネスに懐くようになる。 ホーリー 旅の途中で突然、シャクマたちのパーティーに飛び込んできた人間種族の少女で「絶対平和主義」を唱えるショーリン教の巫女。ショーリン教自体は「平和を唱えるための実効力」として独自の拳法も教えているため、拳士としての側面も持つ。「戦う事しか考えないサイテーな剛魔神の王子にショーリンの愛を説き、戦いを捨てさせる(それができてこそ、ショーリンの教えを世に広める事が可能になる)」というドコか盲目的な目的でシャクマに近づいてきた。その事もありアネスとは当初「女の戦い」を繰り広げていくが、その中で友情も芽生えて行く。 高位のシャーマンでも難しいはずの魔法(精神の中に入り込む魔法など)を使う事ができるが、それもそのはず実はラブレスの侍女であるスピアの魔法による変装である。
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