サウンドリンクゲーム
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「サテラビュー」の記事における「サウンドリンクゲーム」の解説
あらかじめ決められた1時間にラジオ音声とゲームデータを同時に放送し、その放送時間内のみプレイできるゲーム。1995年度までは音声連動ゲームと呼ばれたが、1996年度から呼称をサウンドリンクゲームに変更した。 サウンドリンクゲームへ参加する際には8Mメモリーパックが必要となる。メモリーパック内のデータはすべて消去され、サウンドリンクゲームのデータが上書きされた。メモリーパック内に蓄積されたサウンドリンクゲームのデータは放送終了後に起動できず、放送時間外にプレイすることはできない。ただしごく一部にはメモリーパックのデータ消去を必要としない番組や、メモリーパックにゲームデータが残り放送時間外もプレイできる番組も存在した。 番組終了後にはゲーム中の成績を暗号化したパスワードが画面に表示された。このパスワードをセント・ギガにハガキやファクスで送ると後日マガジン番組内でランキングの発表が行われ、参加者にははがきによる賞状、成績優秀者または抽選で選ばれた当選者にはメモリーパックやテレホンカードなどの景品が贈られた。 ゲームとラジオの連動は以下の形式に分けられる。 ゲームを主とした番組 プレイヤーの操作によりゲームが進行する。ゲーム内では制限時間内にスコアをできるだけ獲得する、イベントをクリアするなどの目的が設けられ、ラジオではゲームのBGMやラジオドラマが放送される。ラジオの合図やセリフによってゲームの開始、終了時刻、ヒントを知らせたり、ゲーム上にアイテムが登場するなどの変化が起こる。 『BSゼルダの伝説』(1995年) - 初のサウンドリンクゲームとなった作品。 『BSドラゴンクエストI』(1996年) 『BS新・鬼ヶ島』(1996年) 『BS探偵倶楽部 雪に消えた過去』(1997年) 『エキサイトバイク ぶんぶんマリオバトル』(1997年) 『BSファイアーエムブレム アカネイア戦記』(1997年) 『BSスーパーマリオコレクション』(1997年) ラジオ音声を主とした番組 ラジオ音声に合わせて半ば強制的にゲームが進行する。 『サテラQ』『わいわいでQ』(1995年から1999年まで) - 石井康嗣扮する「ギャラクター石井」が司会を、「りょうこちゃん」と呼ばれる20歳前後の一般女性がアシスタント兼回答者を務めた視聴者参加型データ連動クイズ番組。BSデジタル放送にて各局が実施したデータ連動クイズ番組をこの時点で実現していた。1995年度夏に20分クイズ番組として放送開始。さらに秋と翌年春にはホリ電機制作の間違い探しゲーム『わいわいチェック』と合わせた1時間番組となり『わいわいでQ』へ改題。1996年度からは1時間すべてクイズの『サテラQ』となり再改題した。 『Rの書斎』『Rの書斎 第二幕』(1997年) - 怪談や超常現象を題材としたラジオドラマ。サテラビューを利用すると字幕や内容に沿った画像がテレビ画面に表示され、さらに途中で選択肢も現れる。選んだ選択肢によってはラジオ音声に代わり、あらかじめメモリーパックに蓄積された音声が再生され、新たな物語を聴くことができた。主人公の甲山たけしは岸野幸正が、彼に話を提供するR老人は龍田直樹が演じた。この他の登場人物もすべて青二プロダクションの所属役者が演じた。
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