コルレオーネ一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 00:50 UTC 版)
「ゴッドファーザー (映画)」の記事における「コルレオーネ一族」の解説
ソニー・コルレオーネ ヴィトーの長男。 →#コルレオーネ・ファミリー フレド・コルレオーネ 演 - ジョン・カザール ヴィトーの次男。およそマフィアとも理想的なシチリア人とも程遠い、気が弱く胆力に欠けた青年。ヴィトー襲撃事件では父に同行していたが、突然の事態に動揺し、まともに銃を扱えず敵を取り逃がす。その後、タッタリアとの抗争が激化する中で、カジノビジネスを学ぶという名目でラスベガスの友好組織のモー・グリーンの下へ送られ、庇護を受ける。ラスベガスではモーに手球に取られる形で自堕落な生活を送る。 原作ではかなり女性関係が派手になったことなどが明示されており(特に女性二人を相手にセックスした件など)、それがヴィトーの倫理観に触れ、勘気を蒙っている。他にも数ヶ月の内になんども性病を患い、また何人もの女性を堕胎させている。ただし、現地ではホテル経営に才があると評され、その点でヴィトーに驚かれている。 トム・ヘイゲン ヴィトーの養子。 →#コルレオーネ・ファミリー コニー・コルレオーネ・リッツィ 演 - タリア・シャイア ヴィトーの娘。兄ソニーの紹介で知り合ったカルロと恋仲にあり、物語冒頭において結婚式を挙げる。しかし、結婚生活では組織から冷遇され苛立つカルロから恒常的に暴力を受けていた。物語後半ではカルロがマイケルに重用され、さらに息子が生まれたことでカルロの暴力もなくなり、順風満帆な生活を送れるようになっていたが、カルロが粛清されたことで物語最後ではマイケルを激しく罵る。 カルロ・リッツィ コニーの夫。 →#コルレオーネ・ファミリー マイケル・フランシス・リッツィ 演 - ソフィア・コッポラ コニーとカルロの息子。乳児。マイケルが代父(ゴッドファーザー)となり、物語のラストで洗礼式が行われる。 コッポラの娘ソフィアが男児の役を行った。 ケイ・アダムス・コルレオーネ 演 - ダイアン・キートン マイケルのダートマス大学での学友でありガールフレンド。誠実で真面目な青年だったはずの恋人が、父親襲撃の復讐のために殺人を犯して国外に逃亡するという悲劇に見舞われる。彼の帰国後に再会して結婚するが、マフィアの一員となり権力を得ると同時に徐々に変容していくマイケルの姿を目の当たりにすることになる。マイケルを愛することで困難を乗り越えられると考えるが、耐え難い不安に苦しめられる。 サンドラ・コルレオーネ 演 - ジュリー・グレッグ ソニーの妻。夫との間に4人の子供をもうけているが、夫の女癖の悪さのせいかあまり夫婦仲は良くない。コニーの結婚式で夫のペニスの大きさを自慢している。 カルメラ・コルレオーネ 演 - モーガナ・キング ヴィトーの妻でマイケル達の母親。ファミリーの仕事には決して口を出さない。夫を立て、家族に愛情を注ぐ古き良きイタリアの母。 演じたモーガナ・キングは本職が女優ではなく歌手であり、劇中で歌唱も披露されている。 ルーシー・マンチーニ 演 - ジニー・リネロ コニーの親友であり、ソニーの愛人。作中での登場は少ないが、原作によればサンドラがソニーのペニスの大きさを自慢したことで彼に興味を持ち、花嫁の介添人としても参列したコニーの結婚式の最中においてソニーと情事に至り、以降逢瀬を重ねる。 原作では膣の構造が特殊であったことから性的な満足感を得られたことがなく、それを与えてくれたソニーに執心した原因となっている。ソニー死亡後も傷心して自殺を図ろうとするなど、彼を溺愛していたが、見かねたヴィトーの計らいでラスベガスにて静養する(その際、トム・ヘイゲンから紹介された医者によって膣を外科手術で直し、またその医者と結婚する)。映画第3作目に登場するヴィンセントの実母にあたるが、原作では妊娠していないことが明示されている。
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