コルトー家とその関係者
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「アルペンローゼ (漫画)」の記事における「コルトー家とその関係者」の解説
フランツ・コルトー ランディとジャン・ジャックの父親で、職業は医者。アフリカで貧しい人達を診ていたが、1932年8月21日に車輌事故で死亡。アニメ第14話「安らぎにさようなら」で絵のみ登場している。 マリエール・コルトー ランディとジャン・ジャックの母親。優しくて、お菓子作りが得意。ランディにとって「優しい思い出」をくれた人。ジャン・ジャックが死んだものだと思ったまま、1931年に熱病で死去。 ランディのおじ・おば おばの方が父親の妹にあたるらしいが、性格も外見も全然似ていない。ジュディを金で伯爵に売るなど、欲が深い夫婦で、ランディとジュディが死んだと聞いて勝手に財産を処分し、ランディの父フランツの遺言状を持って出ていった。 ジャンヌおばさん ランディの近所に住んでいるおばさん。外見が少しランディの母親に似ている。FC版6巻では、おじ夫婦の家にやって来たランディとジャックに、おじ夫婦不在の理由を話した。 テオドール・シュトラッサー ジャン・ジャックの養父で、ルイーズの夫。ルイーズより15歳年上。反ナチ主義者で小説家。 病院が火事になった時、ルイーズがジャンを連れてきてしまったことに対して必死に両親に返すよう説得するも妻の笑顔に負けて連れ帰ってしまい、ずっと後ろめたさを感じており、ジャンのことも「アルフレード」と呼べない。ジャンの子供ゆえの残酷さとナチスによる迫害に耐え切れず、ルイーズとジャンを捨ててフランスに亡命。そこでマリーと再婚する。フランス・リヨン在住。 ルイーズ・シュトラッサー ジャン・ジャックの養母だが、ジャン・ジャックは実母だと思っていた。テオドールの前妻。激しくて脆い女性であり死産だった我が子の死を受け入れられなかった。ジャン・ジャックと髪と瞳の色が同じ。 ジャン・ジャックと同じ日に生まれた彼女の子供は死産だったため、火事の中から救い出したジャックを「アルフレードだ」と言い張って返すよう夫がいくら言っても聞かずドイツに連れ帰り育てた。ジャン・ジャックから「母さん」と呼ばれることを非常に嫌い(「母さんと呼ばれると10歳老けこむわ」というセリフがある)、自分のことを「ルイーズ」と呼ばせていた。夫と息子を愛していた普通の主婦だが、ナチに睨まれていた夫を守るため、親衛隊の将校のルドヴィヒとやむなく関係を持つ。それをきっかけに精神を病んで記憶が退行し始め、ジャン・ジャックやテオドールのことも忘れ、最後には16、7歳までのことしか分からなくなっていたというが、テオドールが彼女とジャン・ジャックを置いてフランスへ亡命した1週間後、湖に投身自殺した際、湖岸にはテオドールからの別れの手紙があり、彼女がその内容を理解していたという表記があった。お気に入りの曲はベートーベンのピアノソナタ「月光」。アニメ第17話ではエンマ・シュトラッサーと名前が変わっていて、シルエットでの登場のみだった。 マリー・シュトラッサー ドイツからフランスへ亡命したテオドールと一緒に生活している。ルイーズとは正反対なタイプで、優しくて穏やかだが芯が強い。花が好きで料理も上手。庭に様々な花が植えてある。フランス・リヨン在住。マドゥレーヌとは友人。 ルイーズ ジャン・ジャックの近所に住んでいたユダヤ人の少女。ジャン・ジャックの養母ルイーズと同名。ナチの反ユダヤ政策により亡命する。当時はジャン・ジャックのことが好きだったが、1940年冬にパリで再会した際、彼が直前に知り合いの反ナチの活動家を暗殺したことを知り、「地獄に堕ちるといい、人殺し!」と罵って去って行った。ジャン・ジャックは彼女を殺さず見逃した。 ルドヴィッヒ ナチ親衛隊員。ジャン・ジャックの養母ルイーズとは以前から知り合い。反ナチであるテオドールの命ごいのために、やむなくルイーズが関係をもっていた相手。 シュトラッサー テオドールの両親。フランス在住で1930年代に死亡、その後家はナチのアジトとなる。
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